2025/07/19

Taiwan Today

経済

ICAアジア太平洋地区大会、台湾は金賞13個の快挙

2019/09/09
2019年「インターナショナル・チョコレート・アワード(ICA)」アジア太平洋地区大会が台湾最南端・屏東県で開催された。14カ国・地域から作品915点がエントリーし、台湾は金賞13個、銀賞44個、銅賞32個、それに特別賞18個を獲得。上質な風味を持つ屏東県産カカオを国際舞台でアピールすることに成功した。写真左から3人目は屏東県の潘孟安県長(=県知事)。(屏東県サイトより)
2019年「インターナショナル・チョコレート・アワード(ICA)」アジア太平洋地区大会が台湾最南端・屏東県で開催された。14カ国・地域から作品915点がエントリーした。8日間に及ぶ審査の結果、台湾は金賞13個、銀賞44個、銅賞32個、それに特別賞18個を獲得した。
 
屏東県で「インターナショナル・チョコレート・アワード」アジア太平洋地区大会が開催されるのは昨年に続いて2回目のこと。今年は参加作品が過去最多となった。そのうち台湾からのエントリー作品は参加国・地位最多の338点で、日本285点、フィリピン59点と続いた。また、今年は台湾、日本、フィリピン、中国大陸、韓国、シンガポール、香港、オーストラリア、インド、マレーシア、ニュージーランド、タイ、ベトナム、バヌアツの14カ国・地域が参加した。
 
8日間に及ぶ審査を経て、7日夜に屏東パフォーミング・アーツ・センター(屏東演芸庁)で授賞式が行われた。審査は7部門で行われた。台湾は金賞13個、銀賞44個、銅賞32個、特別賞18個を獲得した。中でもカカオの産地として知られる地元の屏東県からは、福湾荘園、曽志元巧克力、小雨果巧克力、邦尼巧克力、Ho Tai Feng、TC巧舖、JL chocolate、可可雅米、Jade Li Chocolatierの9ブランドが合計で金賞6個、銀賞23個、銅賞14個、特別賞9個を獲得するなど健闘し、上質な風味を持つ屏東県産カカオを国際舞台でアピールすることに成功した。
 
屏東県の潘孟安県長(=県知事)は授賞式で、「屏東県では5年前からカカオの栽培に力を入れている。ビンロウ栽培をカカオ栽培に切り替えたり、ビンロウの木で直射日光を遮ったりして、その下にカカオを植えている。県ではカカオ産業を指導し、栽培から加工、チョコレート製作からブランディングまで、一連の産業チェーンを形成している」として、県の取り組みを紹介した。
 
潘県長はまた、「昨年に続いて今年も、インターナショナル・チョコレート・アワードと協力し、屏東県にアジア太平洋地区大会を誘致した。アジアや欧米各国からカカオの専門家を招き、審査をお願いした。こうしたことは、屏東県のカカオ産業が世界とリンクしつつあることを十分に証明している」と述べた。
 
屏東県では、屏東県産カカオのマーケティングを強化するため、「屏東可可・台湾巧克力(=屏東県産カカオ・台湾産チョコレート)」をテーマに6回のシンポジウムを開催することにしている。国内外のカカオ産業の専門家やショコラティエを招き、産官学の実務交流を促進するのが狙いだという。
 

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