2025/04/29

Taiwan Today

経済

来年運航開始の星宇航空、チケット販売はアプリ中心で食事の選択も可能

2019/10/03
来年1月23日に運航を始める星宇航空(スターラックス航空)はチケットの販売を主に携帯電話のアプリとインターネットで行う予定。予約と同時に食事の選択も可能にする。写真は導入される旅客機、A321neoの模型。(中央社)
台湾の新たな航空会社、星宇航空(STARLUX Airlines スターラックス航空)が来年1月23日に運航を開始する。2日にはスタッフの制服と一部機内の設備がメディアに公開された。同社の航空チケットは主に携帯電話のアプリとインターネットを通じて販売される。利用者が旅行会社を通して購入する方法も設けられるが、その割合は台湾の航空他社に比べて低くなるという。チケットの販売は最も早い場合、12月中旬にも開始される予定で、利用者が予約と同時に食事を選択出来ることが特徴。
 
来年の運航開始で就航するのは3路線。そのうちマカオ路線は1日に3往復。ベトナムのダナン路線は1日2往復。そしてマレーシアのペナンでは旅客機が現地で一晩駐機する必要があるため、1日に1往復のみとなる。当初は東南アジア各地への乗り入れを中心にし、将来長距離路線を開設した際により多くの乗り継ぎ客を獲得できるよう準備する。日本路線は来年半ばから年末にかけて就航する計画で、台湾中部の台中市や南部の高雄市からの出発便も検討しているという。
 
なお、スターラックス航空のコールサインは「Starwalker」。航空会社が国際民間航空機関(ICAO)に申請して取得する通信用コードは一般にコールサイン(呼出符号)と呼ばれる。このコールサインは各航空会社が自主的に命名するもので、主には通信、ナビゲーション、上空での交通管制に使われる。中華民国(台湾)のフラッグ・キャリアであるチャイナエアライン(中華航空)は「Dinasty」、エバー航空(長栄航空)は「Eva」、タイガーエア台湾(台湾虎航)は「Smart Cat」、ファーイースタン航空(遠東航空)は「Far Eastern」。スターラックス航空のコールサインは張国煒董事長(会長)が「StarWalker」と命名。「StarWalker」は映画『スター・ウォーズ』のキャラクター、スカイウォーカーからインスピレーションを得たもので、「宇宙は人類による探検を待っている」という、スターラックス航空の精神にマッチしているのだという。
 
なお、スターラックス航空のIATA航空会社コードは「JX」。これは国際航空運送協会(IATA)に申請して取得したもの。フライトナンバー(便名)、搭乗予約と発券業務、航空路線の申請などの商用ベース、並びに識別のために用いられる。同社ではまた、ICAOの認める「SIX」というICAO航空会社コードも取得している。
 

 

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