2025/07/20

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経済

「マイクロソフトの台湾向け投資拡大は台米協力深化のカギ」、蔡総統が期待

2020/10/27
蔡英文総統(前列左から4人目)がマイクロソフトの「台湾向け投資新計画」発表記者会見に出席し、同社による台湾での投資拡大は台湾と米国との協力関係深化に向けた「最も力強いカギ」だと期待を寄せた。(総統府サイトより)
蔡英文総統が26日午後、マイクロソフトの「台湾向け投資新計画」発表記者会見に出席して同社による台湾での投資拡大を歓迎、マイクロソフトは台湾と手を携えて世界を目指す「ワールドカップ」の最高のパートナーであるほか、投資の拡大は台湾と米国との協力関係深化に向けた「最も力強いカギ」だと期待を寄せた。蔡総統は、新たな投資計画により、様々な面での台米協力を強められるほか、間違いなく台湾と米国に互助とウィンウィンをもたらすことになるだろうと述べた。
 
蔡総統によれば、蔡総統が最初の任期中に「5+2産業イノベーション計画」を打ち出した際、マイクロソフトは政府の「アジア・シリコンバレー計画」に呼応して台湾にIoT(モノのインターネット)イノベーションセンターを設けることを宣言。同社はその後も台湾での投資を強化して2018年にはアジア初のAI研究開発センターを開設、そして今年はさらに大幅な投資拡大をこのほど明らかにした。
 
蔡総統は、台湾はハイエンドなハードのものづくりの面で取って代わられることのない優位性をもっているほか、情報セキュリティや知的財産権の保護の面ではさらに米国及び先進技術を有するその他の国々にとって十分に信頼出来る安全なパートナーだとアピール。世界一のハイテク国家である米国と台湾がそれぞれの強みで結び付き、サプライチェーンの再構築で協力出来れば、間違いなく台湾と米国、ならびに科学技術の発達している国々に技術面での飛躍的な進化をもたらし、巨大な経済効果を生み出せるだろうと述べた。
 
蔡総統はマイクロソフトの台湾における投資拡大こそ台湾が世界、とりわけ米国との協力を深めるための「最も力強いカギ」だとした上で、様々な技術で世界をリードする立場にあるマイクロソフトは台湾にとって最良の仲間であり、台湾が手を携えて世界を目指す「ワールドカップ」での最高のパートナーだと強調した。
 
蔡総統は、今回の投資計画は台米協力強化に向けた重要なカギであるほか、共に取り組む「デジタル台湾」実現への非常に大きなマイルストーンだと期待した。マイクロソフトは今後、台湾初の「地域級」クラウドデータセンターを設立するほか、クラウドのハードに関する技術チームも拡充する。蔡総統は、これらの投資は台湾におけるクラウド産業の発展を促し、産業に新たなエネルギーをもたらすほか、台湾の研究開発力に世界の目を向けさせることにもなると強調した。
 
 

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