2025/05/02

Taiwan Today

経済

通勤客をターゲットに定期券サービスを強化する桃園MRT

2020/10/30
台北市と桃園市を結ぶ桃園メトロ(MRT)の一部に設置されているモバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT(チャージスポット)」のレンタルスポット。桃園メトロは11月から来年1月下旬まで、定期券利用者限定で1時間無料クーポン3枚つづりをプレゼントするキャンペーンを実施する。(桃園メトロ公式サイト)

台北市と桃園市を結ぶ桃園メトロ(MRT)は2017年3月2日に正式に開通した。主な利用者は沿線に住む通勤客と、桃園国際空港(桃園市)を利用する出入国者だ。桃園メトロは、とくに通勤客により経済的なメリットを感じてもらいたいと、30日間から120日間まで、さまざまな期間の定期券を販売している。定期券の割引率は最大50%に達する。

 

こうした定期券利用者のために桃園メトロは11月から来年1月下旬まで、定期券利用者限定でモバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT(チャージスポット)」のクーポン券を提供するキャンペーンを実施する。まずは桃園メトロの専用アプリ「i搭桃捷」をダウンロードし、会員登録を行う。その上で毎月1日(今年11月1日、12月1日、来年1月1日)の時点で桃園メトロの定期券(有効期限内のもの)があれば、会員登録のときに記入したメールアドレス宛てに、「ChargeSPOT」の1時間無料クーポン券3枚つづりと引き換えられるシリアル番号が送られてくる。

 

桃園メトロではすでに、台北駅(A1)、三重駅(A2)、新北産業園区駅(A3)、長庚医院駅(A8)、空港第1ターミナル駅(A12)、空港第二ターミナル駅(A13)、高速鉄道桃園駅(A18)、環北駅(A21)に「ChargeSPOT」のレンタルスポットを設置している。このため、モバイルバッテリーを持っていない乗客でも、メトロに乗車しているうちにスマホの充電を行うことが可能だ。

 

桃園メトロは台湾北部の台北市、新北市、桃園市在住の通勤客にとって重要な交通手段となっている。2017年3月2日の開通以来、30日、60日、90日、120日を期間とした定期券や、300人以上の団体で申し込める100日を期間とした定期券など、期間によって割引率の異なる定期券を次々と発売してきた。自分のニーズに合わせてサービスを選ぶことができることから、こうした定期券の使用率は35%を突破している。

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