2025/07/03

Taiwan Today

経済

日本にとっての輸入相手国で昨年は台湾が4位に躍進

2021/02/01
日本の財務省が最近発表した2020年の貿易統計によれば、同国の主な輸入相手国の中で中華民国(台湾)は2019年の6位から4位へと順位を上げた。4位は過去最高。写真は経済部。(外交部)
日本の財務省が最近発表した2020年の貿易統計によれば、同国の主な輸入相手国の中で中華民国(台湾)は2019年の6位から4位へと順位を上げた。4位は過去最高。経済部(日本の経産省に相当)はこれについて、台湾が新型コロナウイルスの封じ込めに成功し、企業の生産と対外輸出がいずれも安定していたことの表れであり、全世界がコロナ禍に見舞われ他国が輸出を大きく減らす中、台湾は日本にとって安定的かつ信頼に足るサプライヤーになったと指摘している。
 
日本の財務省の統計によると、2020年における台湾からの輸入額は2兆9,000億日本円で前年比マイナス2.4%ながら、輸入額上位10位の国のうち減少率は最も小さかった。また、台湾からの輸入額が日本の輸入額全体に占める割合は2019年の3.7%から4.2%へと拡大した。なお、中華民国(台湾)財政部(日本の財務省に相当)の統計では、中華民国(台湾)の2020年における対日輸出額は234億米ドルで、前年比0.5%のプラス。また日本からの輸入額は459億米ドルで前年比4.2%のプラスだった。輸出と輸入を合わせた貿易額は693億米ドルでいずれも過去最高を記録し、台湾と日本の貿易面での関係が非常に密接であることが示された。
 
過去10年における日本の輸入相手国のうち中華民国(台湾)の順位を振り返ると、2011年が12位、2018年が7位、2019年が6位、そして2020年は4位へと躍進したことになる。経済部はこれについて、台湾の産業界及び輸出企業の努力によって生み出された製品が日本側のニーズにますますマッチするようになっていること、ならびに新型コロナウイルスが全世界に拡大する中、中華民国(台湾)が日本にとって安定的かつ信頼に足るサプライヤーになっていることを示すとコメントしている。
 
 

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