2025/06/05

Taiwan Today

経済

コロナが販売に影響、農委会がマンゴーを購入して農家支えようと呼びかけ

2021/06/28
マンゴーの収穫が最盛期となっているが、新型コロナウイルス警戒レベル3の発令が消費の勢いを弱めている。行政院農業委員会は積極的な購入で農家を支えようと呼びかけている。写真は枋山郷農会のウェブサイト。マンゴーの通販を扱っている。(枋山郷農会サイトのスクリーンショット)
台湾各地ではすでにマンゴーの収穫が最盛期となっているが、新型コロナウイルス警戒レベル3の発令が消費形態に変化を及ぼし、消費の勢いも弱めている。特にこのほど台湾南部・屏東県で感染が広がったことは本来コロナと関係のないマンゴーにも影響、一部の人が安全性への不安を訴え、マンゴーの購買意欲が低下している。専門家たちは、野菜や果物及びそのパッケージから感染したケースは世界的にも無く、消費者は安心してマンゴーを買えばよいとアピール、しっかり洗って食べさえすればおいしく栄養たっぷりのマンゴーを楽しめると積極的な購入を呼びかけた。
 
枋山郷は屏東県の南部・恒春半島の北西部に位置し、細長く南北に延びる丘陵地帯のマンゴー産地。海に面し、明らかな亜熱帯の気候環境は高品質のマンゴーを栽培するのに適した地理条件を備えている。加えて地元の農家が長年、品質向上に向けた栽培技術の研究と学習を重ねてきたこともあり、「枋山芒果」(枋山郷産マンゴー)の名は国内外にとどろくまでになった。今年、枋山郷のマンゴーは水不足の影響で実のなり方が少なかったほか、年初の寒さにもさらされたにもかかわらず、その品質は例年をさらに上回っており、鮮やかに赤く色づいたマンゴーは可愛らしく糖度も高く、素晴らしい風味を楽しめるのだという。
 
行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)は枋山郷でマンゴーを育てる農家に協力、同郷農会(農協に相当)に対してこれらマンゴーの買い入れを要請した。農会側では企業や団体による予約注文のマッチングも行う。また、一般の消費者も同農会のウェブサイトを通じて予約出来るとのことで、農業委員会では全国の消費者に対し、具体的な行動で共に農家を支えようと呼びかけている。
 
枋山芒果訂購網(枋山郷マンゴー予約サイト)
http://www.mango.org.tw/main.asp?BodySel=S1
 
 

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