中華民国（台湾）経済部（日本の経済産業省に相当）は14日、6月の貿易統計を発表した。概要は以下のとおり。
（一）台湾の対外貿易
1.輸出：6月の輸出額は366.5億米ドル、昨年同月比35.1％増加。今年１～6月の累計輸出額は2,069.1億ドル、昨年同期比31.0％増加。
2.輸入：6月の輸入額は315.1億米ドル、昨年同月比42.3％増加。今年１～6月の累計輸入額は1,751.0億米ドル、昨年同期比28.6％増加。
（二）主要な輸出品目
主要な輸出品目は依然として電子部品が145.1億米ドル（全体の39.6％を占める)でトップ。昨年同月比の増加幅で見ると、鉱物が87.4％増加、ゴム・プラスチック及びその製品が65.4％増加、紡織品が53.8％増加、化学製品が52.1％増加といずれも50％を超えた。
(三)主要な輸出相手
台湾の主要な輸出相手の上位5か国・地域と昨年同月比の成長率は、中国及び香港(29.0％)、ASEAN諸国(40.9％)、日本(23.9％)、米国(34.5％)、欧州(34.3％)。１～6月の累計での成長率はASEAN諸国が34.8％でトップだった。
(四)主要諸国の貿易成長率との比較
1.輸出：台湾は31.0％(1-6月)で、韓国の26.1％（1-6月)、香港の24.6％(1-5月)、シンガポールの20.3％(1-5月)を上回った
2.輸入：台湾は28.6％(1-6月)で、香港の24.8％(1-5月)、韓国の24.0％(1-6月)、米国の21.7％(1-5月)を上回った