2025/07/03

Taiwan Today

経済

台湾企業61社とスロバキア企業19社が商談、8,000万米ドルの商機見込む

2021/12/08
経済部国際貿易局の委託を受けた中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)は6日と7日の両日、台湾企業とスロバキア企業によるビジネスマッチング商談会を開催した。(経済部サイトより)
経済部国際貿易局の委託を受けた中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)は6日と7日の両日、台湾企業とスロバキア企業によるビジネスマッチング商談会を開催した。台湾61社、スロバキア19社が参加し、100件を超える商談を行った。商機は8,000万米ドルに達する見込み。電気自動車(EV)、半導体、クラウドサービス、スマートシティ、航空宇宙、ブロックチェーンなどの分野で今後提携につながる可能性があるという。
 
今年10月、国家発展委員会(日本の省レベル)の龔明鑫主任委員(大臣)が中東欧三か国を訪問して以来、台湾と中東欧諸国との経済・貿易関係の強化が図られている。こうした中、台湾とスロバキアのサプライチェーン強化を目指すため、今月5日よりスロバキア共和国のKarol Galek経済副大臣が率いる一行総勢43名が台湾を訪問している。一行には航空宇宙、バイオテクノロジー、半導体分野などのスロバキア企業25社の代表が含まれており、そのうちの一部が6日と7日の両日、台湾企業と対面式の商談会を行った。TAITRAはこの商談会のため、台湾のICT産業、観光・旅行産業、航空宇宙産業など各分野を代表する企業に参加を呼び掛けた。
 
スロバキアは欧州における重要な自動車生産拠点だ。eモビリティのグローバル・サプライチェーン再構築の波に乗るため、スロバキア企業はEV電池技術分野で台湾企業との協力を模索している。スロバキア企業は現在、スマートモビリティ用電池の開発に取り組んでおり、今回の訪台では環境に優しい電池のエコシステムの発展を目指し、多くの台湾企業と交流を図っている。
 
欧州で製造業が安定して回復する中、台湾とスロバキアの貿易総額も昨年同期と比べて17.14%増加している。台湾は現在、スロバキアに対して液晶装置、締結部品、自動車部品、車両用信号設備などを輸出している。一方、スロバキアからは完成車、自動車用アクセサリー及び部品、半導体設備などを輸入している。
 
 

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