2025/07/20

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経済

高雄ライトレールC17-C20区間が試験開通、来年1/2まで全線無料に

2021/12/17
台湾南部・高雄市を走る高雄ライトレール(高雄捷運環状軽軌)のC18鼓山駅、C19馬卡道駅、C20台鉄美術館駅の3つの新駅を結ぶ区間が16日、試験開通した。(高雄市サイトより)
台湾南部・高雄市を走る高雄ライトレール(高雄捷運環状軽軌)のC18鼓山駅、C19馬卡道駅、C20台鉄美術館駅の3つの新駅を結ぶ区間が16日、試験開通した。高雄市の陳其邁市長はこれを記念し、2022年1月2日までの期間、高雄ライトレール全線を無料とすると発表した。
 
陳其邁市長によると、新たに3つの駅が供用を開始したことで、駁二芸術特区から高雄市立美術館までが結ばれることになる。また、高雄ライトレールの運行範囲は高雄市の4つの行政区に広がり、高雄メトロや在来線との乗り換えもスムーズになる。医療機関を受診する必要のある高齢者、登下校する学生、通勤族、市外からやってきた観光客などに便利さと安全を提供することになる。
 
今年10月から12月まで、高雄ライトレールの利用者は平日平均延べ1万人に達しており、休日は延べ2万人を突破するほどにまで回復している。これは新型コロナウイルス感染拡大以前の水準にほぼ近づいている。
 
高雄市捷運工程局によると、C17駅からC20駅を結ぶ区間が試験開通したことを受け、高雄市は高雄ライトレール全線の運賃を来年1月2日まで無料とする。従来と同じく、始発は午前6時30分、終電は午後10時となる。また、運行の間隔はピーク時が10分間隔、非ピーク時が15分間隔となる。
 
C17駅からC20駅を結ぶ区間の試験開通を記念し、高雄市は芸術家の林熺俊さんに依頼し、線路にペインティングを施してもらった。但し、高雄市警察局捷運警察隊は16日に発表したニュースリリースで、軌道に侵入した場合は7,500台湾元(約3万日本円)の罰金を科すとし、「ぜひ遠くから眺めて欲しい」と呼びかけている。
 

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