2025/07/17

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経済

今年3回目のBERI「投資環境リスク評価」、台湾は世界4位を維持

2021/12/30
米ビジネス環境リスク評価会社(BERI)が今年3回目の「投資環境リスク評価レポート」を発表。台湾はスイス、ノルウェー、韓国に次いで4番目にリスクの小さい国と評定された。(経済部サイトより)
米国のビジネス環境リスク評価会社(Business Environment Risk Intelligence、略称BERI)が今年3回目(12月)の「投資環境リスク評価レポート」を発表。台湾の投資環境評定(Profit Opportunity Recommendation、POR)は60ポイント(前回評価は61ポイント)で、評価の対象となった世界の主な50カ国のうち、スイス、ノルウェー、韓国に次ぐ世界4位(順位が高いほどリスクが小さいことを意味する)だった。世界4位は前回と同順位で、評定は「1Cレベル」。BERIは台湾について、2022年は61ポイントで世界3位、2026年も世界3位(64ポイント)と予想している。
 
アジア諸国・地域で台湾は韓国(世界3位)に次ぐ。その他の国・地域はシンガポールと中国大陸が57ポイントで世界7位、日本が54ポイントで13位、インドネシアが51ポイントで18位、マレーシアが48ポイントで20位、ベトナムが47ポイントで21位、インドが45ポイントで24位、フィリピンが44ポイントで27位、タイが35ポイントで42位となっている。
 
BERIは毎年4月と8月、12月の3回、「投資環境リスク評価レポート」を発表。「事業運営リスク」、「政治リスク」、「為替リスク」の3大指標を用い、多国籍企業の視点から、企業が各国・地域で投資を行った場合のリターンを予想することで、それぞれの投資環境の優劣を判断している。
 
今回の評定における台湾の状況は以下のとおり。
 
■事業運営リスク:世界3位、アジア1位
台湾の「事業運営リスク」は63ポイントで世界3位。ポイントと順位のいずれも前回から横ばいだった。世界1位は米国(68ポイント)、2位はスイス(66ポイント)。台湾はアジアでは1位だった。
 
■政治リスク:世界28位、アジア7位
台湾の「政治リスク」は38ポイントで、インドと並んで世界28位だった。アジアでは中国大陸(世界4位、59ポイント)、シンガポール(同5位、58ポイント)、日本(同8位、53ポイント)、韓国(同10位、51ポイント)、ベトナム(同13位、47ポイント)、インドネシア(同19位、45ポイント)に次ぐ7位だった。
 
■為替リスク:世界1位
台湾の「為替リスク」は世界1位を前回から維持。評価は80ポイント(前回は81ポイント)だった。
 
 

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