台北市輸出入商業同業組合(中国語では「台北市進出口商業同業公会」)と「グアム商工会議所(Guam Chamber of Commerce)」(同「関島商会」)が13日、オンライン形式で協力覚書への署名を終え、双方は姉妹団体となった。駐グアム台北経済文化弁事処の陳盈連処長は、経済貿易分野と文化面での交流を助け、台湾と米国のインド太平洋戦略における連携を深めるものだと歓迎した。
駐グアム台北経済文化弁事処が発表したプレスリリースによれば、台北市輸出入商業同業組合と「グアム商工会議所」が協力覚書を交わし、正式に姉妹団体となったことは経済貿易分野における双方の交流にとっての新たなマイルストーン。署名は台北市輸出入商業同業組合の黄教漳理事長と「グアム商工会議所」理事会のEdward Untalan主席が行った。覚書の内容は、双方が今後、輸出入、投資、ビジネス情報などで緊密に連携していくこと。
Untalan主席は、両団体の姉妹関係実現に対する陳盈連処長の協力に感謝すると共に、駐グアム台北経済文化弁事処がこれからも台湾とグアムとの教育、スポーツ、健康、経済、投資など各分野での交流を強化してくれることに期待した。
これに対して陳処長は、「グアムは台湾から最も近い米国領土だ」として双方が民主と自由の価値を共有していることを指摘、台湾とグアムはこれからも共通の価値を基礎に、経済貿易分野で関係を深めて経済的な繁栄を実現すると述べた。陳処長は、姉妹関係の締結は双方の経済貿易面と文化面での交流促進につながるとした上で、とりわけ台湾にとっては、グアムを通じた太平洋ミクロネシア地域の市場開拓が可能になると指摘、「インド太平洋戦略における台湾と米国との連携を深化させる」と歓迎した。
駐グアム台北経済文化弁事処によると、「グアム商工会議所」は1924年の設立以来100年近い歴史を持つグアム最大の商業組織。現地企業のグアム及び全世界における市場開拓を全力でサポートしている。400を超える企業と個人の会員を持つ。