2025/05/22

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経済

IMD世界デジタル競争力ランキング、8つの細目で世界上位3位入り果たす

2022/09/29
IMD(国際経営開発研究所)が29日、2022年の「世界デジタル競争力ランキング(IMD World Digital Competitiveness Ranking 2022, DCR)」を発表した。中華民国(台湾)は世界の主要63カ国及び経済体の中で11位と、8位だった2021年に次ぐ過去2番目の順位となった。(外交部)
スイス・ローザンヌに拠点を置く世界トップクラスのビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)が28日、2022年の「世界デジタル競争力ランキング(IMD World Digital Competitiveness Ranking 2022, DCR)」を発表した。中華民国(台湾)は世界の主要63カ国及び経済体の中で11位と、8位だった2021年に次ぐ過去2番目の順位となった。また、今回の調査では評定項目のうち8つの細目で世界3位以内に入った。さらに、「政府のインターネットの安全に対する対応」で初めて世界9位にランクされた。
 
8つの細目で世界3位以内に】
今回の調査では、評定項目のうち台湾は8つの細目で世界3位以内に入った。これは前回調査の2021年に比べて1細目増えた。そのうち「総人口に占めるR&D人員の比重(Total R&D personnel per capita)」、「モバイルブロードバンド利用者数(Mobile Broadband subscribers)」、「IT&メディア関連企業の時価総額のGDPに対する割合(IT & media stock market capitalization)」は世界1位だった。また、「ビッグデータの応用と分析(Use of big data and analytics)」が世界2位、「高等教育の成果(Higher education achievement)」、「R&Dへの支出総額のGDPに対する割合(Total expenditure on R&D(%))」、「ハイテク製品が輸出に占める割合(High-tech exports (%))」、「変化に対する会社の機敏性(Agility of companies)」が世界3位だった。台湾がデジタルトランスフォーメーションを推進する中で、関連のインフラ整備やR&Dに力を入れていることが評価された。
 
【知識、テクノロジー、将来への備えの三大主要ファクター】
IMDの「世界デジタル競争力ランキング」では3大主要ファクター、9つのサブファクター、52の細目で、各国のデジタルトランスフォーメーションに対する適応、探究、運用の力と整備の度合いを評価する。3大主要ファクターとは「知識(Knowledge)」、「テクノロジー(Technology)」、「将来への備え(Future readiness)」である。今年の評価は以下のとおり。
 
知識:その国の新たな技術に対する学習能力が反映される。台湾は世界18位だった。
 
テクノロジー:主にその国のデジタル分野での新技術開発能力が評価される。台湾は世界6位となった。
 
将来への備え:デジタルトランスフォーメーションの程度が反映される。台湾は世界8位だった。
 

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