2025/06/23

Taiwan Today

経済

高雄からタチウオ7トンが日本へ、陳高雄市長は「興達港漁協の加工品質認められた」

2023/03/16
台湾南部・高雄市の興達港区漁会のタチウオ5トンが日本に初めて輸出されることになり、15日にはコンテナ積み込みの記者会見が開かれた。前列左から5人目が陳其邁高雄市長。(高雄市サイトより)
台湾南部・高雄市の陳其邁市長が15日、興達港区漁会(=興達漁港漁業協同組合)で行われた日本向け輸出コンテナ積み込み記者会見に出席し、台湾で獲れたタチウオ7トンが日本のスーパーマーケットとネット通販で販売されると発表した。陳高雄市長は先週の日本訪問からさらに弾みをつけて、興達湾区漁会のタチウオが初めて日本に輸出されることになり、漁会の加工品質が世界の市場に認められたことになると強調した。
 
高雄市と行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)、同委員会漁業署(日本の水産庁に相当)ならびに業者が力を合わせる中、興達港区漁会はこのほどタチウオ7トンを日本に輸出、シーフード好きの日本の消費者に台湾のタチウオを味わってもらう。陳高雄市長は、アジア最大級の食品・飲料展「FOODEX JAPAN」でも高雄市の水産物は非常に有名で、日本の人たちにも気に入られた結果、約1億台湾元(約4億2,000万日本円)の売り上げがあったと説明、さらに高雄市の漁船が獲ったマグロは豊洲市場のマグロの4割以上を占めていたと指摘した。
 
陳市長は、Eコマース(電子商取引)やスーパーマーケットを通せば高雄市の水産物を日本の販売ルートにのせて直接日本の人たちに届け、家庭で料理してもらえると期待。台湾のタチウオは家庭で一般的に食べられている水産物であり、高品質でおいしい台湾のタチウオは必ずや日本の人々に受け入れてもらえると強調し、「ぜひ最高品質の台湾産タチウオを食べてもらいたい」と述べた。
 
なお、台湾のタチウオとアジは昨年8月から中国大陸向け輸出が停止。これは中国大陸側が、「パッケージから新型コロナウイルスが検出された」として輸入を一時停止したことによる。しかし中国大陸の国務院台湾事務弁公室は15日、中国大陸で新型コロナウイルス感染症の防疫レベルが引き下げられたことで、台湾産の冷蔵タチウオ及び冷凍アジの輸入を即日解禁すると発表した。
 
 

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