英国を訪問中の数位発展部（=デジタル省）の唐鳳部長（オードリー・タン大臣）は16日（現地時間）、英国国会で英国の対台湾貿易特使を兼任するフォークナー上院副議長と会見し、民主主義の発展や台湾と英国の技術協力などについて意見交換を行った。また、唐鳳部長はこの日、AI（人工知能）について話し合うAIラウンドテーブル（円卓会議）にも出席した。
唐部長は18日、英国在台弁事処のジョン・デニス（John Dennis）代表（=英国の駐台大使に相当）に付き添われ、フォークナー上院副議長と会見した。フォークナー上院副議長は、これまでに何度も代表団を率いて台湾を訪問したことがあり、台湾と英国の各分野の交流促進を長年推進してきた。
唐部長は今回の会見で、双方が相手の民主主義の発展について理解を深めるとともに、それが台湾と英国の二国間関係のさらなる進展につながり、より多くの技術協力を促進できるよう期待を寄せた。
唐部長はその後、AIラウンドテーブルに出席。「web3 and Trustworthy AI（web3と信頼可能なAI）」をテーマに、英国のデジタル・カタパルト（Digital Catapult）やダークマターラボ（Dark Matter Labs、DML）などさまざまな領域の専門家と対談を行った。唐部長はこの会議で、数位発展部が国際組織コレクティブ・インテリジェンス・プロジェクト（CIP）を通してOpenAIやAnthropicなど業界のパートナーと協力して「Alignment Assemblies」の活動を実践していることを紹介し、大きな反響を得た。