経済部(日本の経済産業省に相当)は11日、直近4年間にAPEC(アジア太平洋協力協力)に採択されたプロジェクト件数は台湾が47件で、アメリカを抜き、すべてのAPECエコノミーの中でトップになったと発表した。
経済部技術処は11日、「APEC科学技術協力への参加成果発表会」を開催した。経済部技術処の邱求慧処長はこの発表会で、今年台湾が申請したプロジェクトのうち、6件がAPECに採択されたことを明らかにした。直近4年間に採用されたプロジェクトはこれで47件となり、米国の46件を上回った。そのうち技術処が申請した科学技術分野のプロジェクトは7件を占める。
この発表会では、これまでにAPECに採択された工業技術研究院(ITRI)の「機械のためのインテリジェントクラウド」、金属工業研究発展中心の「歯科のデジタルトランスフォーメーション」、資訊工業策進会(III)の「デジタルツイン技術」など5項目のプロジェクトの成果が展示されたほか、今年APECに採択された2つのプロジェクトの内容が紹介された。そのうち一つは工業技術研究院が提出したもので、ドローンなどAIoTの技術を応用して漁業の効率化を図る技術。もう一つは金属工業研究発展中心が提出したもので、医療機関のためのスマートソリューションとなっている。