南米パラグアイ共和国のサンティアゴ・ペニャ次期大統領は13日、新北市（台湾北部）にある台湾のEVバス業者を訪問し、EVバス市場での台湾企業との協力強化と、より多くの台湾企業による対パラグアイ投資に期待を寄せた。
ペニャ次期大統領は13日午後、外交部の兪大㵢常務次長（事務次官）、礼賓処の李志強処長、ラテンアメリカ司の鄭力城司長（=局長に相当）、国際合作及経済事務司の連玉蘋司長などに伴われ、台湾のEVバス業者を訪問した。一行はまず、業者側のブリーフィングを聴取。ペニャ次期大統領は、組閣後に台湾企業との接触を増やし、より多くの台湾企業の対パラグアイ投資を誘致したいと抱負を語った。
ペニャ次期大統領はまた、パラグアイは政治・経済が安定しており、投資条件も良いこと、近隣諸国と広大なラテンアメリカ市場を形成していることなどから、台湾企業としては商機をつかみやすいことなどを紹介した。
ペニャ次期大統領はその後、メディアの取材に対して、「今回の台湾訪問では大きな収穫があった。両国の揺るぎない友好関係を維持するだけでなく、ビジネス方面での連携の機会も模索することができた」と指摘。北京当局からの圧力については「（台湾との関係維持に）強い自信を持っており、それに疑問を感じたことはない。彼ら（北京当局）はこれからも圧力を加えてくるだろうが、我々はこれからも台湾との友好関係を維持するだろう」と述べた。