金融監督管理委員会(日本の金融庁に相当)は2日、台北富邦商業銀行が日本の金融庁に対して東京支店設立の申請を行うことに同意した。
台北富邦商業銀行は、日本が主要な経済大国の一つであり、台湾との貿易や往来が緊密であることを踏まえ、東京支店の設立を計画した。同行の金融サービスの範囲を北東アジアに拡大し、より完全な海外サービスのネットワークを構築していきたい考えだ。
2023年12月末の時点で、台北富邦商業銀行の海外拠点は子会社銀行1つ、支店5つ、駐在員事務所2つの合計8つとなっている。設置場所はベトナム、香港、中国大陸、シンガポール、インドネシア、オーストラリアとなっている。
なお、金融監督管理委員会によると、現在までに日本に拠点を開設している台湾の銀行は台湾銀行、第一商業銀行、彰化商業銀行、兆豊国際商業銀行、台湾中小企業銀行、玉山商業銀行、台新国際商業銀行、中国信託商業銀行の8行となっている。