2025/07/04

Taiwan Today

経済

台北でアジア選挙管理機関協議会(AAEA)の会員総会、台湾が議長国に

2024/09/12
アジア選挙管理機関協議会(AAEA)の今年の会員総会が11日、台北市内で開幕。内外から100人を超えるゲストが参加する中、卓栄泰行政院長、韓国瑜立法院長があいさつを行った。左から3人目が中央選挙委員会の李進勇主任委員。(中央選挙委員会サイトより)
アジア選挙管理機関協議会(Association of Asian Election Authorities, AAEA)の今年の会員総会が11日午前10時30分に台北市内のホテルで開幕した。内外から100人を超えるゲストが参加する中、卓栄泰行政院長(=首相)、ならびに台湾民主基金会の董事長(=理事長)として出席した韓国瑜立法院長(=国会議長)があいさつを行った。
 
台湾の選挙管理機関でAAEAの会員である中央選挙委員会の李進勇主任委員は今回の総会で台湾が議長国となることについて、「台湾が民主主義の実力を再び示す歴史的な瞬間だ」と述べ、アジア各国が手を取り合って協力し、アジアにおける民主主義の実践を広げて「高品質な民主主義」を目指すよう呼びかけた。
 
台湾はAAEAの創始会員国で、過去に2度議長国を務めているほか、2022年には副議長を担当した。今回の総会ではインド、フィリピン、韓国、モンゴル、モルディブ、インドネシアなどの代表が訪台して対面式の会議に出席、バングラディシュとネパールはオンライン形式で参加する。
 
中央選挙委員会によれば、今回の総会は11日と12日の二日間にわたって行われ、1日目は開幕式のほか、協議会の会務について話し合う。ここで台湾は議長国となり、副議長と執行委員を選出する。2日目は「選挙の公正性維持と選挙業務に関するニセ情報の防止」がテーマの国際セミナーで、国際選挙制度財団(International Foundation for Election Systems, IFES)の専門家が各会員国と研究成果及び実務経験を共有、新たな考え方で将来の課題に共同で対応していける道を探る。
 
中央選挙委員会は、新たな副議長及び執行委員と共に、アジア各国の選挙関連業務における交流と連携を推進し、台湾の経験と民主主義の成果を共有していくと話している。
 
 

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