2025/06/25

Taiwan Today

経済

「台湾国際水週」に「水道産業パビリオン」、水道産業の最新トレンドと技術を紹介

2024/09/12
水道産業の見本市「台湾国際水週」が11日、台北市内で始まった。水道産業の発展に向けて経済部水利署は今年、19の企業・機関と共に「台湾水道産業パビリオン」を出展している。(経済部水利署サイトより)
水資源管理のソリューションを提供する水道産業の見本市「台湾国際水週(Taiwan International Water Week,TIWW)」が11日、台北世界貿易センター展示ホール1で始まった。国内の水道産業の発展に向けて経済部水利署(日本の水管理・国土保全局に類似)は今年、19の企業・機関と共に「台湾水道産業パビリオン(Taiwan Water Industry Pavilion)」を出展。「イノベイティブな水資源」、「水資源のスマート管理」、「持続可能な水道産業によるネットゼロ」の三つのテーマで台湾における水道産業の最新トレンドと技術を紹介している。
 
「台湾水道産業パビリオン」は11日午後にオープン。水利署の頼建信署長はあいさつの中で、水資源管理は全世界の環境問題の中でも重要な課題だと強調、今回は官民連携のモデルで国際的かつ専門的な水道産業見本市に参加し、国内での水道産業の発展とニーズの拡大、国際交流の機会増加を目指すと述べた。また、気候変動に対処するため、水利署は現在、新竹(台湾北西部)、台南(台湾南部)に海水淡水化センターを建設中であるほか、新たな水資源の面でも水源の多様な運用法を提示しているという。開幕イベントではドイツ、日本、シンガポール、マレーシア、インドなどの専門家を招き、パビリオンに参加している業者らにマッチングのための交流機会も提供した。
 
「台湾水道産業パビリオン」が展示する三大テーマは、水道産業に関して台湾が持つイノベーション能力と技術力を存分に示している。「イノベイティブな水資源」エリアでは、各種の水処理技術と設備が台湾企業の技術面でのブレイクスルーと応用の可能性を示す。「水資源のスマート管理」エリアでは、先進的なデータ分析と制御技術の活用による水資源管理の成果にフォーカスし、水資源の運用効率と安全性の向上をアピールする。「持続可能な水道産業によるネットゼロ」エリアでは、エネルギー効率を意識した水処理、小水力発電、低炭素材料、海洋エネルギー技術を通して、持続可能な開発とネットゼロの目標達成への貢献を目指す。
 
開催期間中、同パビリオンでは15回の技術発表会などを実施、国内外の業者に協力と交流の機会を提供するほか、参観者が水利技術への理解を深められるようにする。水利署は今回の展示を通じて国際的な水道産業の技術交流と商業提携を促進する考えで、台湾の水道産業がこれからも世界の市場で発展出来るよう支えていくということ。
 
 

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