2025/07/09

Taiwan Today

経済

台北国際エレクトロニクス見本市と台湾国際AIoT見本市が開幕、国内外企業がAI商機を模索

2024/10/24
中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)と台湾区電機電子工業同業公会(TEEMA)が共催する台北国際エレクトロニクス見本市(TAITRONICS)と台湾国際AIoT見本市(AIoT Taiwan)が23日より南港第1展示ホールで始まった。(TAITRA)
中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)と台湾区電機電子工業同業公会(TEEMA)が共催する台北国際エレクトロニクス見本市(TAITRONICS)と台湾国際AIoT見本市(AIoT Taiwan)が23日より南港第1展示ホールで始まった。「AInnovation Now」を主軸とし、「AIoTの応用」、「低軌道衛星」、「スタートアップ」、「ドローン」の4大領域をカバーし、国内外の代表的な企業300社が出展。出展規模は550小間に上る。これは前回開催を40%上回る。
 
TAITRAの王熙蒙秘書長は開会式でまず、「TAITRONICS」が50周年の節目を迎えたことを喜んだ。そして、台湾が貿易総額8,000億米ドルの大台を目指して邁進していること、台湾の輸出額が10.2%増加したが、これは世界の先進国の中でも上々で、米国、日本、中国、シンガポール、ドイツなどを上回ったが、これは情報通信技術(ICT)産業の貢献によるところが大きいと指摘した。王秘書長はまた、AIの発展により台湾の産業がより素晴らしい次の50年を迎えられるよう期待を寄せた。
 
経済部の郭智輝部長(経済相)は、台湾のハイテク産業やICT産業の技術は世界をリードしており、ウエハファウンドリやパッケージングの世界シェアは1位だと指摘。次世代を担う科学技術のイノベーションのエネルギーは、これからも重要な役目を果たしていくだろうと期待を寄せた。郭部長はまた、経済部が今年9月に「台湾卓越無人機海外商機聯盟」(台湾製無人機で海外商機の開拓を目指すアライアンス)を発足し、無人機産業の国際化や無人機の国産化を促進し、国際競争力を高めるべく取り組んでいることを紹介。同時にAI技術が急速に進化を遂げる時代に対応するため、台湾で20万人規模のAI人材を育成する計画を立てるとともに、企業がAI設備導入やAI応用に投資することを奨励し、産業の高度化に協力していく考えなどを示した。最後に、経済部は産業の発展を加速し、健全なサプライチェーンと投資環境の構築を進め、台湾の産業が世界をリードし続けるよう支援していくことを約束した。
 
今年の台北国際エレクトロニクス見本市(TAITRONICS)と台湾国際AIoT見本市(AIoT Taiwan)は、台湾プリント基板産業国際見本市(TPCA Show)や台北国際光電見本市(OPTO TAIWAN)との同時開催となる台湾国際電子製造総合見本市(Electronics Manufacturing and Applications Taiwan、略称EMA Taiwan)の形式で開催されている。これらをすべて合計すると出展企業は700社以上、出展規模は2,250小間以上になり、エレクトロニクス産業のサプライチェーンを構成する最新のテクノロジーや製造技術が完全な形で披露されている。開催期間は10月23日から25日まで。詳細は公式サイト(https://www.taitronics.tw/zh-tw/index.html)を参照のこと。
 
 

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