陳正祺政務次長はあいさつで、「MICE産業は、ハイエンドのビジネス顧客を呼び込む上で非常に重要で、コンベンションセンターが都市マーケティングと周辺の経済発展を推進するキーポイントとなる。メッセ桃園のオープンにより、台湾全土で経済部の7つの大型国際コンベンションセンターから成るコリドーを形成することができる。頼清徳総統は、B2Bビジネスモデルにおいてコンベンションセンターが非常に重要だとしている。コンベンションセンターは、対外貿易の発展と台湾経済の変革と向上を促進する上でも、必要不可欠だ。桃園市は多くの人材と産業を結集し、メッセ桃園と安益集団(日本・博報堂の子会社のコンベンション業者。メッセ桃園の運営を担う)を通じて、新たな協力モデルを切り開いた。今後も発展し、成功することを期待している」と語った。
一方、安益集団の涂建國董事長(会長)は、都市型コンベンションセンターが生み出す経済的利益が、MICE業界だけに限定されるものではなく、多角的な産業の発展の牽引役ともなると指摘した。メッセ桃園は、台北港と桃園国際空港の付近に位置するという地の利があり、今後、台湾新幹線(台湾高速鉄道)桃園駅のある青埔が国際ビジネスの玄関口となると、毎年延べ200万人以上の人々が展示会など各種イベントに参加することが見込まれる。これにより、桃園・青埔、およびその周辺地域に約6,000件の雇用機会が生まれると予測される。
主催者が公開したデータによると、総面積80,000平方メートルのメッセ桃園は、先進的な技術とスマートで持続可能な建築計画を備えた台湾最大規模の国際コンベンションセンターで、様々な会場配置に対処できる。 最大8,800人を収容可能で、様々な種類の会議やイベントのニーズに対応する。 3,200名収容可能な大ホール、大型宴会場、20室のマルチホールのほか、600の標準ブースを設置できる多機能展示スペースを備えている。