国科会產学及園区業務処の許増如処長は26日午前、研修開始のあいさつで、「TTAがCESに参加するのは2025年で8回目。TTA台湾科技新創館(台湾テック系スタートアップパビリオン)は毎年、CESで各国のスタートアップ展示が集まるエリア『Eureka Park』において、注目を集めている。CES出展に選ばれた72チームに祝意を表する。チームが2日間の研修プログラムに専念し、出展準備を整え、より多くの世界的な業界のビジネスチャンスをうまく結びつけるために全力を尽くせるよう激励する。最強のスタートアップチームを結成し、台湾の素晴らしいパフォーマンスを世界に見てもらえるよう願っている」との意気込みを語った。
CESへの出展は、世界のテクノロジー産業のトレンドに呼応し、台湾のテック系スタートアップの多様なイノベーション能力をアピールする目的がある。今年の出展チームは、人工知能(AI)、デジタルヘルス、スマートシティ、サステナビリティ、先進モビリティサービスの五大分野から選出された。TTAは、Mosaic Venture Labと共同で、CES出展に向けた研修プログラムをカスタマイズし、シリコンバレーや世界で活躍する著名人を専門講師として台湾に招いた。講師は、市場参入戦略を専門とする米スタンフォード大学の専門家、著名なベンチャーキャピタル「K. Ventures」の多国籍な投資専門家など。展示会出展戦略の立案、ビジネスチャンスを確保するためのプレゼンテーション、交渉スキルの向上などをサポートする。国科会は、台湾のテック系スタートアップのCES出展期間中における外国企業に対する交渉能力を向上させ、展示の要点を把握できるよう支援する。それによって、産業におけるビジネスチャンスが拡大し、海外からの受注を獲得できるよう期待される。