2025/03/13

Taiwan Today

経済

FOODEX JAPAN台湾パビリオン記者会見で台湾食品の新ブランド「TAIWAN SELECT」発表

2025/03/11
「FOODEX JAPAN2025」に台湾パビリオンを設置する中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)は10日、東京都内で記者会見を開き、台湾食品の新ブランド「TAIWAN SELECT」の立ち上げを発表した。(TAITRA)
アジア最大規模を誇る食品見本市「FOODEX JAPAN2025」が11日から14日まで東京ビッグサイトで開催される。これに先立ち、同見本市に台湾パビリオンを設置する台湾の貿易振興機構、中華民国対外貿易発展協会(TAITRA、日本での名称は台湾貿易センター)は10日、東京都内で記者会見を開き、台湾食品の新ブランド「TAIWAN SELECT」の立ち上げを発表した。
 
この記者会見にはTAITRAの黄志芳董事長、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表(駐日大使に相当)、農業部の黄昭欽政務次長(=副大臣)、立法委員(国会議員)の蔡易餘氏、頼恵員氏、王美恵氏、それに屏東県の周春米県長(=県知事)、嘉義県の翁章梁県長、嘉義市の黄敏恵市長、宜蘭県の林茂盛県長代理、それに日本の食品業界や流通業界の関係者、メディアなどが集まった。
 
「FOODEX JAPAN」は世界三大食品見本市の一つにも数えられ、アジアでは最大規模を誇る。今年は90か国・地域から関連業者が出展。延べ8万人のバイヤーが訪れると見られている。
 
黄志芳董事長によると、台湾パビリオンは「FOODEX JAPAN」に設置されるナショナルパビリオンの中でも、毎年根強い人気を誇る。今年は昨年を上回る規模となり、193社が出展、196小間を使用する。今年の「FOODEX JAPAN」では2番目に大きい出展国となる。自治体レベルでは14の県と市が出展しており、こちらもこれまでの台湾パビリオンとしては過去最多となる。
 
TAITRAは現在、主務官庁である経済部の委託を受けて、台湾の優れた製品に対して「台湾精品」(台湾エクセレンス)の称号を与えている。すでに35年の歴史を持つ称号だが、対象に農産品や食品は含まれていない。TAITRAは、台湾の食品の海外での知名度を高めるため、台湾の優れた食品を一つのブランド「TAIWAN SELECT」として統合することを決めた。今年の「FOODEX JAPAN」の台湾パビリオン内に「TAIWAN SELECT」ゾーンを設置する。このゾーンではさらに「すでに日本に輸出され、人気を博している商品」、「ナチュラル、オーガニック商品」、「シニアフレンドリー(高齢者向け)の商品」、「流行の商品」、「即席、インスタント商品」、「植物由来、ベジタリアン商品」の6つに商品を分類。57の台湾企業が提供する、厳選した高品質でイノベーティブな商品65種類以上を配架する。
 
記者会見では黄志芳董事長、李逸洋駐日代表、黄昭欽政務次長が「TAIWAN SELECT」の文字が入った法被(はっぴ)を着て登場し、酒樽のふたを割る「鏡開き」の儀式を行った。酒樽の中には缶入りの台湾ビールが入っており、これで乾杯するという「台日折衷」のセレモニーが行われた。
 
TAITRAによると、2024年の台湾から日本への食品輸出は総額6.4億米ドルで、日本は台湾の食品にとって3番目に大きい輸出相手となった。また、台湾の輸入市場においても、日本は4番目に大きい輸入相手となった。台湾と日本は食品の貿易、加工技術、食品の安全、飲食ブランド等の分野で緊密な連携関係にあり、盤石な交流の基礎が確立されている。
 
 

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