台湾各地の港湾を管轄する台湾港務股份有限公司はこのほど、2023年のサステナビリティ活動報告書で、国際的に権威のある「Asia Sustainability Reporting Awards(アジア・サステナビリティ・レポーティング・アワード」のサステナビリティレポートの環境報告部門である「Asia's Best Environmental Reporting」(公的部門)の銀賞を受賞した。同社は、今回の受賞は、同社の持続可能な発展に向けた取り組みが評価されたものであり、サステナビリティ推進における重要なマイルストーンとなったと表明している。
ASRAでは今回、アジア13カ国から各分野をリードする企業が17部門に参加。公的部門においては、香港やタイ、インドネシア、カザフスタンなどから多くの優秀な企業が参加し、台湾港務公司は台湾では唯一公的部門で受賞を果たした。
台湾港務公司によると、同社ウェブサイトで2024年9月に公開された2023年サステナビリティ活動報告書は、台湾でも数々の賞を受賞。李賢義董事長は、企業経営とガバナンス、港湾のCO2削減、CSR、従業員の福利厚生など、政府の政策や利害関係者の意向にも配慮するよう積極的に努めており、 今後も、「低炭素で持続可能な港湾」という持続可能な開発ビジョンに向け、国際的な持続可能な発展の動向、気候変動、生物多様性などの重要な課題に注目していきたいと述べた。
ASRAは、シンガポールのCSR Works Internationalによる非営利のプログラム。アジアにおけるサステナビリティレポートのベストプラクティスを表彰するもので、サステナビリティの取り組みの適正な評価により、優れたサステナビリティの取り組みを進める企業の価値向上とステークホルダーとのエンゲージメント強化を目指して実施されている。