2025/07/20

Taiwan Today

経済

茨城県水戸市と笠間市が台湾産マンゴーを共同購入、中学生の学校給食で提供

2025/07/17
茨城県の水戸市と笠間市にある21の中学校で、台湾産アップルマンゴーが学校給食として提供された。農業部はこうした食農教育を通じて、台湾産農作物の日本でのイメージ向上に努めている。(農業部)
台湾と日本の農業および飲食文化の交流を深めるため、農業部は台湾の優れたフルーツを日本の学校給食に導入する活動に取り組んでいる。特に台湾産のアップルマンゴー(愛文芒果)は日本の子どもたちにも人気のフルーツだ。茨城県の水戸市と笠間市は今年、台湾産アップルマンゴー合計630キログラムを共同購入し、両市の市内にある21の中学校で学校給食として提供した。8,000人近い生徒が夏休み前に、台湾からやってきた甘いこの果物を味わうことになった。
 
茨城県の水戸市立第一中学校では16日、水戸市の荒川宰副市長や台北駐日経済文化代表処農業組の蔡淳瑩副組長が来賓として招かれ、同校の生徒たちと一緒に学校給食を食べるイベントが行われた。台湾産マンゴーが登場すると、生徒たちから歓声が上がった。
 
農業部によると2019年以降、台湾の質の高いフルーツは7年連続で日本の学校給食に導入されている。とりわけ今回提供された台湾産アップルマンゴーは、なめらかな食感や濃厚な香り、甘さと酸味のバランスが取れた味わいで海外でも高く評価されており、日本の消費者の間では「質の良い高級な果物」として広く認識されている。
 
農業部は、こうした食農教育を通じた交流を推進することで、台湾産農作物の高品質というイメージを日本の消費者に根付かせたいと考えている。今後もこうした活動を続け、日本市場における認知度向上に努め、対日輸出の安定と拡大を図っていきたいとしている。
 

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