台湾AIロボット産業大連盟(Taiwan AI Robot Alliance)は22日、発足を記念して大会を開催した。蕭副総統はあいさつで、皆が力を合わせて「チーム台湾」として国際市場で存在感を示してほしいとの期待を語った。また、AIロボット産業大連盟の発足は、産業間協力を束ねるものであるとともに、台湾が新しい未来の挑戦に直面するにあたって、団結、イノベーション、先進性を示すための具体的な行動であると述べた。
蕭副総統は、AIロボット産業は次の段階の産業革命において最も重要な基盤となると指摘、過去数百年にわたり、世界における工業化や産業革命は、いずれも数十年、時には半世紀をかけ進行してきたが、今後はAIやロボット産業にけん引される形となり、次の産業革命はわずか数年のうちに、まったく異なる世界が登場するのを目の当たりにする可能性があり、今はまさにその要となる時期であると強調した。
また、蕭副総統は、米Amazonではその使用するロボットの数が既に従業員数を上回っていることを例に挙げ、これは従業員が減ったこと意味するというより、困難な作業をロボットの助けを借りて行うことにより、従業員の仕事の質と効率を向上させているものだと指摘。さまざまなロボット機器が幅広く応用される中で、ロボットは今後、台湾のあらゆる産業や生活において欠かせない存在となるとの予測を示した。
この連盟は、台湾工作機械・部品工業同業公会、台湾機械工業同業公会、電機電子工業同業公会、台北市コンピュータ協会、台湾クラウドコンピューティング・IoT産業協会、台湾スマート自動化・ロボット協会の6つの業界団体により結成された。