2008年から中断している台湾と米国の間の貿易投資枠組み協定(TIFA)の交渉が間もなく再開される見通しとなった。中華民国(台湾)を代表しアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席した連戦元副総統は、米国代表として同会議に出席したヒラリー・クリントン国務長官と9日午前、ロシアのウラジオストクで会談。双方は、TIFAの枠組みのもと、直ちに事前作業に着手し、間もなく行われる専門家レベルの交渉に向けた準備を進めると決定した。
これに関し、米国のクリントン国務長官は、米国からAPECに駐在している国務省東アジア・太平洋局のアトゥル・ケシャプ経済調整官を台北に派遣し、台米の経済関係をさらに進展させるための協議を行うと述べた。