行政院は25日、税関における輸入税の施行規則に関する一部改正草案を承認した。引き続き施行規則の輸入についての関税分類が国際性を保つとともに、他国との自由貿易協定（FTA）の締結に向けた交渉により有利になることが期待される。
財政部は、世界税関機構（WCO）による国際統一商品分類（ハーモナイズド・システム、HS）の2012年版（HS2012）に基づき、「税関輸入税則」の改正草案を策定し、世界と歩調を合わせると表明した。改正のポイントは2点で、1点目は「国際機関の求めに応じ、環境保護・エコロジー関連品目の管理を強化する」、2点目は「テクノロジーの形態の変化に対応するべく、商品の品目を見直し、より具体的に細分類し、貿易の実務ニーズに対応する」となっている。
財政部はまた、今回の改正による主なメリットは3点だと指摘。まず、輸入品目の関税分類が国際化された状態を保つこと、他国とのFTA締結に向けた交渉に有利となること、環境保護といった社会が関心を寄せる分野で管理を十分行うことができることとしている。