2025/05/05

Taiwan Today

経済

工研院が「パイナップルケーキ配置ロボット」開発

2014/08/15
財団法人工業技術研究院(工研院:ITRI)によると、台湾の食品業においてパイナップルケーキの生産額は400億台湾元(約1355億日本円)近くに達する。工研院はこのほど、ハンドアイとマニピュレータを統合した「パイナップルケーキ高速配置ロボット」を開発、ロボットアームとハンドアイ、パワーを一つのマニピュレータにまとめたことで、形の変化する材料を同時に処理できるようにした。このロボットは食品製造業に広く運用可能だという。 パイナップルケーキの製造自動化設備は、生地の形状変化への対応がネックだった。工研院の開発した「高速ビジョンセンサ、つかむ/はなす技術」は、マニピュレータとロボットの動作及びビジュアルコントロールを結びつけることで、1秒に30回の視覚認識を行い、2秒以内にベルトに載って移動する柔らかい原材料をつかみ上げ、正しく並べることが可能。すでにパイナップルケーキメーカーで運用されている。

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