2025/05/14

Taiwan Today

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台湾小都市インターネット投票、1位は苗栗県苑裡鎮

2018/11/28
交通部観光局の投票で1位となった苗栗県苑裡鎮はイグサの産地として知られ、イグサで編んだゴザや帽子などが伝統工芸品として有名だ。(交通部観光局)
交通部観光局(日本の観光庁に相当)は、台湾各地の都市の特色をアピールし、台湾や海外からの観光客を誘致したい考えだ。そこで味わい深い地方の小都市でのディープな旅行を楽しんでもらうよう、「2019年台湾小鎮漫遊年(小都市トラベルイヤー)」をテーマに、台湾の22の県と市にある小都市を対象にした投票イベントを行った。まずはインターネット上で市民による投票が行われ、トップは3万2,330票を獲得した台湾北西部・苗栗県苑裡鎮、次いで台湾北部・新北市瑞芳区、3位が新北市坪林区となった。
 
投票期間中には、フェイスブックのグループ「苑裡串起来(串起来はつながるという意味)」のページでは、苑裡鎮への投票を促しており、ライバルの瑞芳区と一進一退の戦いをみせた。一時は瑞芳区に100票以上の差をつけられたこともあったが、最終的には終了時刻まで1時間の間に逆転勝利を収め、インターネット上では「苑裡鎮の人が一致団結した結果。誇りだ」とのコメントが寄せられた。
 
今回の交通部観光局のイベントに参加した苗栗県の小都市は、海に面した苑裡鎮と山に面した公館郷で、インターネットでの投票結果は苑裡鎮が1位、公館郷は5位だった。投票イベントは2段階に分かれており、まずはインターネットでの市民による投票が行われ総合得点の30%を占める。残りの70%は、専門家の実地調査による審査の得点で、これらを経て最終結果が決まる。
 
苑裡鎮は苗栗の穀物倉、イグサの里と呼ばれている。稲作のほか、イグサを使った織物、一時期栄えたレンガ産業が有名。このレンガ産業は今や創意工夫を生かした工芸品スポットに変身している。

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