「台湾新幹線」こと台湾高速鉄道を運行する台湾高速鉄道公司(Taiwan High Speed Rail Corporation)は、Facebook(フェイスブック)のメッセンジャーでも切符を予約できるサービスを開始した。予約は当日の出発時刻1時間前まで行うことが出来る。
これは、同社が提供する「Messenger智慧購票」というサービス。台湾の公共交通機関がインスタントメッセンジャーのプラットフォームを使った切符予約サービスを提供するのは初めてのこと。
「Messenger智慧購票」サービスで予約できるのは、当日の出発時刻1時間前まで列車。まず自身のFacebookアカウントでログインし、メッセンジャーの「検索」機能で「台灣高鐵」を検索。台湾高速鉄道公司のメッセンジャー画面を開いたら、音声あるいはテキストで予約したい切符の情報を伝える。すると、システムが列車番号を検索し、切符の予約手続きを行う。メッセンジャーで予約した切符は、同社の切符購入専用アプリ「T Express」を使って料金を支払い、QRコードのついた電子切符を入手する。
「Messenger智慧購票」サービスは切符の予約のほか、台湾高速鉄道の切符に関して何か問題があれば、音声あるいはテキストで問い合わせることもでき、且つオンラインで即時回答を得ることも可能だ。但し、現段階ではよくある質問にしか対応しておらず、その他の質問がある場合は、台湾高速鉄道の専用ダイヤル、あるいは公式サイトの「聯絡我們(=お問い合わせ)」のページを利用することが出来る。
台湾高速鉄道は開通から13年目を迎える。当初、切符の取り扱いは駅窓口や自動発券機のみだったが、スマート・トランスポーテーション技術の進化に伴い、24時間対応のインターネット予約システム、コンビニ、切符購入専用アプリ「T Express」などでも切符の購入あるいは発券が可能になっている。