2025/07/26

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25日開催の自転車レースの台湾KOM、国内外730選手が参加

2019/10/23
交通部観光局は22日、25日に開催する2019台湾 KOMチャレンジ記者会見を行い、注目選手を紹介した。左から菱沼由季典選手、Pierpaolo Ficara選手、Victoria Barry選手、ネイサン・ハース選手。(中央社)
その過酷さで世界中に名を馳せる台湾のヒルクライムレース「2019台湾 KOMチャレンジ」が25日に開催される。今年は、42か国・地域から730名の選手がチャレンジし、過去に同レースで優勝したジョン・エブセン(John Ebsen)選手やベンジャミン・ディボール(Benjamin Dyball)選手など世界の一流選手も参加する。
 
交通部観光局(日本の観光庁に相当)は22日、2019台湾 KOMチャレンジ記者会見を開催し、今年で8回目を迎える台湾 KOMチャレンジを25日に開催することを発表した。
 
台湾 KOMチャレンジに申し込む外国人選手は年々増加している。その中でも自転車の世界三大レースと言われているツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリア、エルタ・ア・エスパーニャ及びUCIワールドツアーなどに出場している一流選手が増えている。今年は730名の参加選手のうち488人(全体の66.8%)が外国人選手となっており、3年連続で外国人選手が参加選手の過半数を超えた。
 
今年は、UCIワールドツアーに参加する自転車ロードレースのチーム、カチューシャ・アルペシン (Katusha-Alpecin) が、オーストラリアのネイサン・ハース(Nathan Haas)選手とベルギーのSteff Cras 選手の現役選手2名を台湾 KOMチャレンジに送り込んだ。その他、自転車雑誌「サイクルスポーツ(Cycle Sport)」で、女子で世界最優秀自転車選手に選ばれたことがあるオランダのマリアンヌ・フォス(Marianne Vos)選手を始め、デンマークのジョン・エブセン選手、オーストラリアのベンジャミン・ディボール選手、オランダのKenny Nijssen選手、かつて複数に渡って台湾 KOMチャレンジの表彰台に上った経験を持つ日本の森本誠選手なども参加する。
 
台湾 KOMチャレンジのコースは、太平洋沿岸の花蓮七星潭(台湾東部・花蓮県)をスタートして、背が高く深く切り立つタロコ渓谷を経由し、樹齢3,000年以上の大木「碧緑神木」の絶景を通り抜け、台湾で一番高い道路に位置する合歓山・武嶺がゴールとなっている。スタートからゴールの標高差は3,275m、コース全長は105㎞だ。

台湾 KOMチャレンジコースの序盤、リアルスタート地点の18キロメートルから80キロメートルまでは、平均8%の斜度の中、壮麗なタロコ渓谷を登っていく。しかし、後半、大禹嶺からのラスト10キロメートル急勾配の連続で、斜度が17~27%という過酷なコースが待っている。

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