離島の澎湖県で開催される恒例イベント「澎湖国際海上花火フェスティバル」が22日夜よりスタートした。開会式には澎湖県の頼峰偉県長(=県知事)、法務部の蔡清祥部長(=法相)などが参加した。今年は初めてLINE(ライン)キャラクターのLINE FRIENDSとコラボ。開会式のステージにクマのブラウンやウサギのコニーが登場して会場を盛り上げた。
開会式のクライマックスを飾ったのはLINEのキャラクターをテーマにしたドローンのライトショー。まずはLINEのキャラクターであるサリーの姿がドローンで夜空に浮かび上がり、その後もブラウン、コニー、ジェームズなどなじみのあるLINEのキャラクターが次々と登場した。その後、15分間にわたって花火が打ち上げられ、澎湖の今年の観光シーズンの訪れを告げた。
頼県長によると、「澎湖国際海上花火フェスティバル」の開催は今年で19年目を迎える。毎年新たなことに挑戦し、昨年は延べ52万人が会場を訪れた。今年はさらなる記録更新を狙う。頼県長は「県と企業の官民連携により、澎湖国際海上花火フェスティバルはすでに澎湖観光の大きな目玉となっている。今年は台湾の人々になじみの深いLINEとのコラボが話題となり、メディアの関心も高い。花が咲けば自ずと蝶がやって来るという言葉があるとおり、澎湖国際海上花火フェスティバルにかける意気込みと創意工夫によって、澎湖は国内外旅客にとって離島旅行のトップチョイスとなるに違いない」と述べた。
澎湖県旅遊処によると、今年の花火フェスティバルは花火を23回打ち上げる。そのうち8回はLINEとのコラボで、ドローンによるライトショーと花火を楽しむことが出来る。また、澎湖県は澎湖オリジナルのドローンショーを7パターン設計している。打ち上げ会場はメインの観音亭のほか、離島の七美、吉貝、望安など。吉貝では今年初めて吉貝沙尾(=ビーチ)が会場となる。吉貝沙尾の特殊な地形を利用して花火を打ち上げるほか、マーメイドをイメージしたオブジェをライトアップして会場を盛り上げるという。