2025/05/05

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日月潭の水位戻る、「9匹のカエル」像も7匹は水の中に

2021/07/06
台湾中部・南投県魚池郷にある台湾最大の湖「日月潭(サン・ムーン・レイク)」は現在、「9匹のカエル」像のうち2匹が水面に顔を出すほど水位が戻っている。(自由時報)
台湾中部・南投県魚池郷にある台湾最大の湖「日月潭(サン・ムーン・レイク)」の浅瀬には、カエル9匹が重なりあったオブジェが設置され、日月潭の水位を知るための目安となっている。今年は深刻な水不足で日月潭の水位もかなり低下していたが、現在は水位が戻り、9匹のうち2匹が水面に顔を出すほどになっている。遠くから見ると、水面には4匹のカエルが露出しているように見えるが、これは水面が鏡のように反射する「鏡面反射」によるもの。「9匹のカエル」像の「鏡面反射」は地元の漁師たちにとって、隠れた観光名所として知られるようになっている。
 
日月潭国家風景区管理処は2018年、「日月潭新八景」の選抜イベントを行った。当時、堂々の1位に輝いたのが、この「9匹のカエル」像だった。2位以下は九族文化村の桜花湖、日月潭の水上サイクリングロード、向山ビジターセンター、水社壩、日月潭ロープウェー、ラル島、永結・同心橋。
 
日月潭国家風景区管理処によると、新型コロナウイルス警戒レベル3の発令期間、地元の漁師たちは湖上で漁を行っている。その漁師たちが、最近続いた降雨により、常時満水位748.48メートル近くまで水をたたえた日月潭が、まるで大きな鏡面のようになって「9匹のカエル」を美しく映し出しているのに気が付いた。
 
日月潭国家風景区管理処は現在、「9匹のカエル」の近くに張り出している歩道と手すりなどの改善工事を行っている。7月下旬には工事が完了する予定だが、対外的な公開は新型コロナウイルスの感染状況を見てから判断するという。
 

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