2025/05/07

Taiwan Today

観光

東京タワーが台湾カラーにライトアップ、台南市も日の丸の赤で互いに新年祝う

2022/01/04
日本の東京タワーが中華民国(台湾)の国旗カラーにライトアップされた2日、台南市が百貨店の新光三越台南新天地の壁面に日の丸の赤を映し出し、同市による新年の祝福を海を越えて日本に届けた。左は東京タワー、右が新光三越台南新天地。(外交部)
台湾南部・台南市観光旅遊局(観光旅行局)とこれまで度々連携してきた日本の「東京タワー台湾祭(TAIWAN FESTIVAL)」の「21-22 WINTER」が昨年12月3日から今年の1月16日まで開催されている。2日には新年の点灯セレモニーが行われ、東京タワーが中華民国(台湾)の国旗カラーにライトアップされて台湾と日本の友好的な関係が表現された。時を同じくして台南市観光旅遊局と百貨店の新光三越台南新天地が協力、同百貨店の壁面LED全体に日本の国旗で使われる赤色を映し出し、台南市による新年の祝福を海を越えて日本に届けた。
 
台南市の黄偉哲市長は、台南市にとって日本はこれまでずっと様々な分野での重要なパートナーだとし、友好的な関係を持つ日本の自治体として東北の青森県、弘前市、仙台市、山形市、関東の日光市、群馬県のみなかみ町、近畿の滋賀県、中部の加賀市、富士宮市を挙げたほか、昨年6月には京都市とも交流推進協定を結ぶなどこうした自治体は今後さらに増えていくと述べた。黄市長は、台南市と日本との友好的な関係は台南市の職員の努力のほか、双方の民間企業や団体が力を入れていることに支えられているとして、新南三越台南新天地(台南店)と「台湾祭」執行委員会が台南市と協力して台日間の距離を縮めてくれたことに感謝した。
 
また今回の東京タワーライトアップイベントについて黄市長は、新型コロナウイルスが広がり始めて2年目の2021年、台湾が感染の封じ込めに苦労する中で日本は救いの手を差し伸べ、4度にわたってワクチンを提供してくれたと強調、新光三越台南新天地に映し出した赤色は新年のお目出たい色であるばかりでなく、台日が互いに助け合う友情と感謝をも示しているのだと説明した。黄市長は、赤色は日本の鳥居によく使われる色で、魔除け厄除けの色と認識されていると解説、いまだ収束しないコロナ禍に向き合い、新たな一年も台日が引き続き助け合いながらコロナ禍に立ち向かい、コロナ後には日本の人々が台南市を観光に訪れるのを歓迎出来るようにと願った。そして黄市長は最後に、日本の人たちの新年が楽しい一年となることを祈った。
 
 

ランキング

新着