2025/07/01

Taiwan Today

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山形市から台南市へ感謝の提灯、来年1月に鄭成功祖廟で展示へ

2022/11/24
台南市に贈る提灯に絵を描く東北芸術工科大学の大学生たち。山形県の特産品であるサクランボ、人気の観光スポットである銀山温泉など、台南の人たちに知ってもらいたいことを思い思いに描いた。(台南市)
友好都市5年目を迎える日本の山形県山形市と台湾南部・台南市は、提灯を通した交流を行っている。まず台南市が、鄭成功祖廟の赤ちょうちんや金城国中(=中学校)の生徒が絵付けした提灯約300個を山形市に贈った。山形市は今年7~8月、これらの提灯を人通りの多いJR山形駅の通路に展示し、大きな反響を呼んだ。
 
台南市に感謝の気持ちを伝えるべく、今度は山形市が東北芸術工科大学の大学1年生や市内の小中学生に声を掛け、台南市に贈る提灯に絵付けをしてもらった。東北芸術工科大学の学生たちは、山形県の特産品であるサクランボ、人気の観光スポットである銀山温泉など、台南の人たちに知ってもらいたいことを思い思いに描いた。中には台南市のマスコット「魚頭君」と山形県の芋煮を合体させ、芋煮に「魚頭君」が浸かっているイラストを描いた人も。台湾語で「ありがとう」を意味する「多謝你」の文字を大きく書いた提灯もあった。東北芸術工科大学での絵付けの様子は地元のテレビ局によって取材され、放送された。
 
台南市が発表したニュースリリースによると、台南市の黄偉哲市長は、台南市から贈られた提灯を展示するイベントを企画してくれた山形市に感謝しており、これらの提灯が来年、鄭成功祖廟のランタン祭りで展示され、双方の友好がさらに深まることに期待を寄せているという。
 
東北芸術工科大学の大学生や、山形市内の小中学生が絵付けを行った提灯約220個は年内に台南に届けられる。鄭成功祖廟のランタン祭りは来年1月に開催される。
 

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