2025/05/21

Taiwan Today

観光

交通部観光局、西日本で重点的に台湾観光プロモーションイベント開催

2023/03/20
交通部観光局は今年第1四半期、西日本地域でのイベント開催に力を入れている。写真は17日に福岡で行われた「台湾観光セミナー」の様子。19日と20日は大阪市阿倍野区にあるファッションビル「あべのHoop」で一般市民向けの台湾観光イベントを開催。3月25日と26日にも再び福岡で台湾観光イベントを開催する。(交通部観光局)
台湾を訪れる外国人旅客で3番目に多いのが日本人旅客だ。コロナ前の2019年、台湾を訪れた日本人旅客は延べ216万人を超えた。コロナ後も日本人旅客を台湾に誘致するため、交通部観光局(日本の観光庁に相当)は今月、周廷彰副局長を団長として、台湾の旅行社、観光農場、観光関連産業などの関係者を引き連れ、九州の福岡県と関西の大阪府の2か所で台湾の観光プロモーションイベントを開催している。

コロナ後に観光局が西日本で大規模な観光プロモーションイベントを開催するのはこれが初めてだ。3月17日に福岡で旅行業界関係者を対象に「台湾観光セミナーin福岡」や「台湾観光懇親会in福岡」を開催したのを皮切りに、19日と20日は大阪市阿倍野区にあるファッションビル「あべのHoop」で一般市民向けの台湾観光イベントを開催。3月25日と26日には再び福岡のJR博多シティで台湾観光イベントを開催する。福岡では、鶏排(ジーパイ、台湾風フライドチキン)や古早味蛋糕(台湾カステラ)など台湾を代表するグルメを、いま流行りのキッチンカーで販売して台湾の魅力を伝える。

日本の大手旅行社JTBが今年1月に行った調査結果によると、日本人が好む海外旅行先として台湾は世界3位、アジアでは1位に選ばれた。コロナ後も安心、安全な旅行先として、日本の人々が台湾に対して根強い印象を持っていることが分かる。こうした勢いに乗って、交通部観光局はまず17日に福岡で「台湾観光セミナーin福岡」や「台湾観光懇親会in福岡」を開催。日本の旅行業界関係者を対象に、山や海のアクティビティが楽しめる最新の旅行内容や観光資源などを紹介した。また、会場では行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)の協力を得て、台湾産ソーセージ、担仔麺、パイナップルなどのグルメやデザートも提供され、参加した日本の旅行業界関係者らが視覚だけでなく味覚も使って、全方位的に台湾旅行の魅力を体験できるようにした。こうした旅行業界関係者らが台湾ファンとなり、台湾の旅行商品を多く販売してくれるよう期待を込めた。このイベントでは日本側から60人近くが参加し、台湾側の参加者と活発に交流した。

コロナ後、台湾と日本を結ぶ航空機の往来が再開し、双方の旅客の人的往来も徐々に増えている。コロナ後の日本人旅客の台湾誘致として、交通部観光局は今年第1四半期、西日本地域でのイベント開催に力を入れている。大阪と福岡の2都市でイベントを開催することで、日本の業者や市民に対して、台湾が安全で安心、何度も訪れる価値がある旅行先であるということをアピールしたいと考えている。

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