交通部(日本の国土交通省に類似)の王国材部長(=大臣)が4月29日、台湾桃園国際空港第2ターミナルの到着ロビーで、「遊台湾金福気-Taiwan the Lucky Land」キャンペーンが5月1日正午にスタートすると宣言した。個人旅行で台湾を訪れる外国人旅行者に抽選で5,000台湾元(約2万2,000日本円)の「消費金」を贈る。
交通部観光局(日本の観光庁に相当)はこのほど海外からの観光客呼び込みを加速するため同キャンペーンを企画。個人旅行で台湾を訪れる外国人旅行者(中華民国のパスポート以外の旅行者)はフライトスケジュールにおける台湾到着日の7日前から前日までに同キャンペーンのウェブサイトに登録して抽選対象になっておけば、入国と同時に「消費金」5,000台湾元を得られる可能性がある。「消費金」はチャージ済みのICカード(各種契約店で使用可)と、同キャンペーンと提携しているホテルで使用出来るホテルバウチャー(宿泊割引券)があり、どちらかを選択できる。観光局が外国に設ける弁事処も各国のメディアやSNS、マーケティングのルートなどを通じて同キャンペーンの周知に努める。詳細はキャンペーンのウェブサイトを参照のこと。(https://5000.taiwan.net.tw/)
これ以外にも観光局では団体旅行の誘致もバックアップ。国内外の旅行会社に対し、旅行団の人数及び台湾での滞在日数に応じて5,000台湾元から5万台湾元(約22万日本円)の補助金申請を可能にする。さらに乗り継ぎのため台湾に立ち寄った旅行者の台湾観光申請も5月1日から可能にする。これは7時間から24時間の滞在時間中に台湾を観光するというもの。ミニバスで決まったコースを観光するプランのほか、自由行動での観光も可能。また、ポストコロナ時代における台湾観光の新たなイメージを宣伝するため、観光局は6本のショートフィルム「SHOW@TAIWAN」を制作。まずエコロジー、LOVE、ショッピングがテーマの作品を公開。今後はグルメ、文化、ロハスがテーマになるという。観光局では今年の来台旅行者延べ600万人を目標に掲げている。