2025/05/24

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交通部観光局の世界15か所の在外事務所代表を招集、今年の戦略について話し合う

2023/05/26
交通部観光局は22日から24日までの3日間、世界15か所に設置する在外事務所の代表を招集し、訪台外国人客を増やすための戦略について話し合う国際観光マーケティングセミナーを開催した。交通部観光局は今年、訪台外国人客延べ600万人の突破を目指している。(交通部観光局)
交通部観光局は22日から24日までの3日間、世界15か所に設置する在外事務所の代表を招集し、訪台外国人客を増やすための戦略について話し合う国際観光マーケティングセミナーを開催した。交通部観光局の張錫聡局長は在外事務所の代表らに対して、訪台外国人客延べ600万人突破を目指し、観光産業のコロナ後の復興を支援することで、観光局から観光署への格上げに伴う社会からの期待に応えようと呼びかけた。
 
新型コロナウイルスの感染防止に係るあらゆる規制は解除されたものの、観光局は各国との外国人観光客の激しい争奪戦に苦戦している。このため今回のセミナーでも「訪台外国人客をいかにして急速に増やすか」がテーマとなり、海外でのマーケティングプランの強化、コロナ後の旅行ニーズへの対応、旅行の形態やマーケティング、ビジネスモデルの転換などについて議論された。張錫聡局長は在外事務所の代表らに対して、観光局から観光署への格上げ後、在外事務所に派遣する人員枠が増やされ、国際マーケティングにかける力を拡大することが可能だとした上で、各事務所が今回の会議で話し合ったことを年度計画に組み込み、「訪台外国人客を急速に増やす」ための対策を強化するよう指示した。張錫聡局長は強化が必要な市場として、台湾から近く、コロナ前の重要な市場だった日本、韓国、新南向政策対象国(東南アジア、南アジア、オーストラリア、ニュージーランド)、香港、マカオの旅客の誘致に力を入れる考えを示した。
 
交通部観光局が世界15か所に設置する在外事務所は、コロナ禍でも台湾観光のマーケティングを継続して行っていた。2022年10月13日の国境再開後、さらに訪台外国人客の誘致に力を入れた結果、今年3月25日には目標より早く、訪台外国人客が延べ100万人を突破した。また、1月から4月までの訪台外国人客は目標値を37%上回る延べ162万人に達し、さらに今月24日には訪台外国人客が200万人を突破した。
 
交通部観光局は訪台外国人客の増加を図るため、さまざまな奨励措置を用意している。観光局は、より多くの業者がこうした措置を利用することで、多くの外国人旅客に台湾の美しい景色、グルメ、良さを知ってもらい、そして今年の訪台外国人客延べ600万人の目標に向かって邁進し、観光産業を一日も早くコロナ前の水準に戻したいと期待を寄せている。
 
 

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