2025/05/16

Taiwan Today

観光

行政院の陳建仁院長、「駅弁の進歩は鉄道観光の重要な一環」

2023/06/12
第8回鉄路弁当節(=鉄道弁当フェスティバル)が9日から12日まで、台北駅構内で行われている。行政院の陳建仁院長は開会式で駅弁の進化に太鼓判を押すとともに「駅弁の進歩は鉄道観光の重要な一環」と述べた。(行政院)
第8回鉄路弁当節(=鉄道弁当フェスティバル)が9日、台北駅コンコースでスタートした。今年は国内外の鉄道会社など42社が60種類以上の駅弁や関連商品を販売している。目玉となるEMU3000型電車を模したセラミック製弁当箱に入った「和牛弁当」(1個999台湾元≒約4,530日本円)は数量限定ということもあり、連日大勢のファンが列を作っている。このイベントはきょう(12日)まで行われている。
 
9日に行われた開会式に出席した行政院の陳建仁院長(首相)は「駅弁は日々進歩している。地元の食材や海洋之心生態標章認証(Ocean Heart Ecolabel HEART)を取得した魚介類をふんだんに取り入れ、栄養満点、衛生的で美味しいものになっている。駅弁は、すでに鉄道観光における重要な一環だ」と述べた。
 
また、「新型コロナウイルスのパンデミックを乗り越え、各国が国境を再開して新たな形態の旅行を受け入れようとしているが、台湾も例外ではない」として、訪台外国人客年間延べ600万人突破を目指す中、台湾鉄道(在来線)、高速鉄道、旅行社などが積極的に取り組み、台湾の観光産業を活発化させて欲しいと期待を寄せた。
 
 
交通部の王国材部長(=交通相)は、「鉄道弁当節は台湾鉄路管理局にとって重要なイベントだ。毎年国内外から多くの業者が参加している。今年は、現在までに延べ225万人の外国人旅客が台湾を訪れた。今月末までの目標は延べ265万人で、通年延べ600万人に向けて努力しているところだ。そのうち鉄道旅行は重要なポジションを占めている。駅弁がなければ鉄道旅行の楽しみが失われる」として、駅弁のさらなる進化に期待した。
 
なお、イベント2日目となった10日には延べ11.9万人が会場に足を運んだ。これは対昨年比15.43%の成長。この日の売上げは、1日当たりとしては過去最多の230万台湾元(約1,042万日本円)に達した。
 

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