日本政府は5月に「今こそ海外!宣言」を発出し、政策として日本人の海外旅行を奨励している。交通部観光局(日本の観光庁に相当)はこの好機に乗り遅れず、日本の20歳から39歳までの女性がアフターコロナに最も海外旅行を希望するグループであることのビジネスチャンスをがっちりとつかむため、爽やかで活動的、かつ親近感あふれるイメージで知られる日本のCM女王、川口春奈さんを台湾観光プロモーションのイメージキャラクターに起用、23日には東京で最新のプロモーション映像を発表した。
23日に発表されたプロモーション映像は、「ビビビビ!台湾 さあ、好奇心の旅へ。」をテーマに、台湾が持つグルメ、文化、生態系、ロハスのそれぞれの新たな魅力を伝えるもの。映像では、川口さんと親友の岡本あずささんが5日間、台湾の北部、中部、南部を旅する中で、まだ知られていない各種の新たな魅力に次々と引き付けられる様子が紹介される。「ビビビビ!」はレーダーが反応する音を示しており、台湾に来ると誰もが頭の中に持つ「好奇心レーダー」のスイッチが入り、「ビビビビ!」という音と共に新鮮かつ忘れがたい旅を感じ、体験するかのようであることを表している。また観光局によると、「ビ」は日本語の「美」にも通じており、「ビビビビ!」は、台湾を旅行することで台湾独特の「美景(美しい景色)」、「美人(美しい人)」、「美食(グルメ)」、「美好(すばらしさ)」を存分に感じられることもアピールしている。
交通部観光局駐東京弁事処(東京事務所)の鄭憶萍所長は、今年1月から4月までに台湾にやって来た日本人旅行者は延べ18万8,189人で、国・地域別では3位だったと指摘。その上で、今回のプロモーション映像はテレビCM、屋外のデジタルサイネージ、ソーシャルメディア、駅広告など様々なメディアを通じて日本全国で強力に発信していくと説明した。鄭所長によれば、同時に様々なプロモーション活動を展開する計画で、川口春奈さんのYouTubeチャンネルとの連携や東京・渋谷のパルコでの台湾をテーマにしたイベント、日本で人気のライブ配信サービス「SHOWROOM」との共同企画(インフルエンサーによるSHOWROOMバトル)、人気のインフルエンサーたちを招いての台湾体験旅行など、各種のPRプロジェクトを行っていくという。鄭所長は、川口さんの高い人気と魅力、ならびにSNSでの口コミマーケティングの影響力で、日本からの人たちに台湾の新鮮なイメージと魅力を感じてもらい、1日も早くコロナ禍以前の来台旅行者数を取り戻し、今年の年間目標である海外からの旅行者延べ600万人を達成したいと話している。
「ビビビビ!台湾!総集篇」
「ビビビビ!台湾!贅沢フルコース+アートな散歩道篇」
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