台南市は、同市を初めて訪問した茨城県土浦市の安藤真理子市長が22日、台南市安平区内の観光名所である安平古堡（ゼーランディア城）、漁人碼頭（=ふ頭）、大魚的祝福（インスタレーション）、徳陽艦園区、億載金城などを自転車で巡ったことを明らかにした。今月16日には台南市を訪れた山口県の村岡嗣政知事が、台南市の外交顧問を務める野崎孝男さんと一緒に2時間かけて台南市内をジョギング。市内の重要文化財や廟宇（宗教施設）などを見学し、国華街で台南名物「牛肉湯（=牛肉スープ）」を楽しむなど台南観光を楽しんだばかり。台南市の黄偉哲市長は、台南市を訪れた日本の自治体のトップが相次いでアクティブな方法で台南観光を楽しみ、絶賛していることに感謝している。
台南市と土浦市は、今年4月にオンラインで「友好交流協定」の締結式を行った。土浦市は日本有数のナショナルサイクルルート「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の玄関口となっており、台南市と交流協定を締結するきっかけとなったのも「自転車」だった。安藤市長は今回の訪問で、台南でもぜひサイクリングを楽しんでみたいと自ら提案。サイクリングのほか、新化果菜市場（=青果市場）、林百貨などの観光スポットなども訪れ、台南のグルメや景観を満喫し、台南の人々の情熱と活力を大絶賛した。
山口県の村岡嗣政知事は今月15日に台南市を訪問し、台南市と観光・物産、経済等の分野別の覚書を締結した。村岡知事はその翌朝、司法博物館からスタートして2時間ほど台南市内を走り、台南市美術館、赤崁楼、孔廟、河楽広場、呉園など、台南市中西区の重要文化財や観光スポット、廟宇などを巡った。村岡知事は「台南市では赤崁楼、台湾文学館、孔廟などの歴史建築や廟宇を至るところに見ることができ、来年『建城400年』を迎える台南の長い歴史を感じることができた」、「山口県に戻ったあとも、台南の魅力を多くの人に話したい」と満足そうに語っていた。