2025/06/17

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高雄-澎湖を結ぶ新客船「澎湖輪」、行政院の陳建仁院長らが就航祝う

2023/09/13
行政院の陳建仁院長(首相)は12日、澎湖県馬公港8号ふ頭で行われた高雄-澎湖を結ぶ新客船「澎湖輪」の就航祝賀式典に出席した。「澎湖輪」は、同航路に34年間就航してきた「台華輪」の後継となる新客船。(行政院)
行政院の陳建仁院長(首相)は12日、澎湖県馬公港8号ふ頭で行われた高雄-澎湖を結ぶ新客船「澎湖輪」の就航祝賀式典に出席した。この式典は当初今月5日に予定されていたが、台風11号の影響で延期となっていた。
 
「澎湖輪」は、同航路に34年間就航してきた「台華輪」の後継となる新客船で、日本の内海造船株式会社が建造した。総工費は27億台湾元(約124億日本円)余り、船舶の全長は120メートル近く、総重量9,980トン、最大速力22ノット、旅客定員は600人となっている。さらに、乗用車82台、バス4台を積載できる。台風の影響で延期になった初就航は今月7日に行われた。年間の運航回数は延べ300回となる見込み。
 
陳建仁院長は就航祝賀式典の中で、台湾を訪れる外国人旅客が今週にも延べ400万人に達する見通しだと明らかにした上で、澎湖を訪れる旅客も延べ110万人に達しており、年内には過去最多の延べ125万人に達する可能性があると述べた。また、IMD(国際経営開発研究所)が今年6月に発表した2023年度「IMD世界競争力年鑑」で台湾は64カ国中6位に格付けされていることにも言及し、今後より多くのクルーズ船が澎湖に停泊し、澎湖に発展をもたらすだろうと期待を寄せた。
 
この就航祝賀式典には行政院の陳建仁院長のほか、前行政院長の蘇貞昌氏、行政院秘書長の李孟諺氏、行政院政務委員(=無任所大臣)の羅秉成氏、張子敬氏、行政院南部聯合服務中心副執行長の陳文亮氏、許乃文氏、陳慧玲氏、交通部の王国材部長、航政司の何淑萍司長、航港局の葉協隆局長、「澎湖輪」の運航業務を担う台湾航業公司の劉文慶董事長、台湾港務公司の李賢義董事長、澎湖県の陳光復県長(=県知事)など、中央省庁や地方自治体の関係者が数多く集まった。
 
式典終了後、「澎湖輪」は旅客238名と乗用車37台を載せて高雄へ向かった。
 

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