2025/07/02

Taiwan Today

観光

交通部観光署が韓国・釜山に事務所設置、韓国で2か所目

2023/11/14
交通部観光署(日本の観光庁に相当)は13日、韓国南部の釜山(プサン)に新たな出先機関、交通部観光署駐釜山弁事処(=事務所)を開設した。1990年のソウル事務所開設以来、33年ぶり、2か所目の韓国事務所が誕生した。右から3人目が交通部観光署の周永暉署長、2人目が初代処長に就任した薛佳翎氏。(交通部観光署)
交通部観光署(日本の観光庁に相当)は13日、韓国南部の釜山(プサン)に新たな出先機関、交通部観光署駐釜山弁事処(=事務所)を開設した。交通部観光署にとっては1990年にソウル事務所を開設して以来、33年ぶり、2か所目の韓国事務所となった。韓国南部の主要都市を中心に台湾観光の宣伝に努め、韓国人旅客の台湾誘致を強化する。
 
釜山事務所の開所式は交通部観光署の周永暉署長の主催で、今年夏にオープンしたばかりのホテル「ウィンダムグランド釜山(Wyndham Grand Hotel)」で行われた。台北駐釜山弁事処(=中華民国領事館に相当)の郭承凱処長、釜山広域市観光協会の李泰燮(イ・テソプ)会長、大邱(テグ)広域市観光協会の李韓洙(イ・ハンス)会長をはじめ、韓国観光公社釜山蔚山支社、韓国国際クルーズ研究所、中華航空(チャイナエアライン)釜山支店、桃園航勤股份有限公司、財団法人中華顧問工程司の関係者らが来賓として招かれたほか、韓国の旅行業者、航空会社、メディアなどが参加した。開所式は地元の中華学校の生徒たちによる獅子舞で賑やかに幕を開けた。
 
今年1~10月の段階で、台湾を訪れた韓国人旅客は延べ55万人を突破した。これは台湾を訪れる外国人旅客の中で3番目に多い。コロナ後の回復としては順調だ。交通部観光署は釜山事務所の設置により、旅行社などの関連業者が、より現地の人々のニーズに合致した台湾ツアーの日程を組み、かつ多様な旅行商品を開発し、販路開拓につなげられるよう期待している。周永暉署長は、「台韓友好と旅行による交流の増進は、双方が目指す目標だ。台湾観光のプロモーションに積極的に取り組み、台韓観光交流の新たなピークをともに生み出そう」などと呼びかけた。
 
交通部観光署によると、台湾と韓国は距離的にも近く、フライトの所要時間は2時間余り。台湾と韓国南部の都市を結ぶフライトは1週間約64便に上る。釜山事務所の管轄地域は、釜山、大邱、光州(クァンジュ)、蔚山(ウルサン)の4つの広域市と、慶尚南道(キョンサンナムド)、慶尚北道(キョンサンプクド)、全羅南道(チョルラナムド)、済州道(チェジュド)となる。主要な任務は台湾観光のプロモーションや双方の協力関係の維持など。
 
 

ランキング

新着