外国人観光客を台湾中南部へと向かわせようと、交通部観光署(日本の観光庁に相当)と台湾高速鉄路股份有限公司(=高鉄 以下、「台湾高速鉄道」)が提携し、外国人旅行者が2人で台湾高速鉄道を利用した場合、1人無料とするキャンペーンを12月1日から実施している。短期滞在ビザ、もしくはノービザで入国した外国人旅行者が指定の販路(KKday、klook)で台湾高速鉄道の片道乗車券を購入し、目的地が台湾高速鉄道の台中以南の駅(台中、彰化、雲林、嘉義、台南、左営)で同一区間を利用する場合、2人目の運賃が無料になる。利用は1回限り。同キャンペーンは2024年5月31日まで実施されている。
さらにより多くの外国人観光客を台湾に呼び込むための追加キャンペーンも実施。外国人旅行者が最初の1カ月間(2023年12月1日から12月31日まで)に前述の「2人で利用、1人無料」の片道乗車券を購入した場合、その購入証明を桃園メトロ空港線(MRT)のカウンターで提示することで、「桃園メトロ空港線の往復チケット+台北メトロ72時間チケット」1セットと無料で交換出来る。同キャンペーンを利用する外国人旅行者は台湾北部から南部へと旅する中で二重の優遇プランを享受出来ることになる。交通部観光署ではこのキャンペーンにより、「より多くの外国人観光客に台湾を『旅行で最も行きたいところ』に選んでもらい、台湾の中南部のディープな旅行を通じて南台湾の魅力を体験してほしい」としている。
この追加キャンペーンは短期滞在のビザで入国する外国人旅行者(ノービザでの入国も可)のみが対象。仕事や学業のための長期滞在者には適用されない。また、利用者が予定人数に達し次第終了となる。