阿里山林業鉄路及文化資産管理処は来月(2024年1月)より毎月第1土曜日限定で、シェイ式蒸気機関車21号機「SL-21」がけん引するヒノキ列車「檜来嘉驛」を、阿里山林業鉄路の嘉義駅~北門駅区間で運行することを明らかにした。1日5往復となる。
シェイ式蒸気機関車21号機「SL-21」は1912年に製造された国宝級の蒸気機関車だ。生産からすでに100年以上が経過しており、嘉義公園で40年間にわたって展示されていたが、2019年より阿里山林業鉄路及文化資産管理処の修復プロジェクトの対象となり、18か月間にわたって修復作業が行われた。その後、9か月にわたる試験運転を終え、来年より正式に運行を再開することになった。
シェイ式蒸気機関車が運行するのは嘉義駅~北門駅の1区間のみ。乗車券は片道250台湾元(約1,153日本円)、往復400台湾元(約1,845日本円)、10人以上の団体は1割引き、20人以上では2割引きとなる。これにはガイドや記念乗車券の費用が含まれている。嘉義駅、嘉義車庫園区、北門駅などで乗車券を購入し、乗車する。この2つの駅の周辺には嘉義文創園区や檜意森活村などのスポットもあるため一日たっぷり楽しむことができる。
詳細は阿里山林業鉄路及文化資産管理処の公式サイト(https://afrch.forest.gov.tw)あるいはフェイスブックページ(https://www.facebook.com/AlishanForestRailway.Taiwan)を参照のこと。