外国人旅客に台湾を満喫してもらうため、交通部観光署(日本の観光庁に相当)は外国人旅客を対象に、「台湾高速鉄道版Taiwan PASS」を2人同行で1人無料にするサービスの提供を始めた。
交通部観光署が提供する台湾周遊券「Taiwan PASS」には「台湾鉄道(在来線)版」と「台湾高速鉄道(新幹線)版」の2つがある。
「台湾鉄道(在来線)版」は在来線の5日間周遊券をベースに、MRT周遊券のうち1つ(台北・新北MRT/路線バス2日券、桃園MRT空港往復券、台中MRT48時間券、高雄MRT/ライトレール2日券から選択)、台湾観光シャトルバス「台湾好行」のうち1路線(清境線、日月潭線、阿里山線、墾丁快線から選択)がセットになったもので、料金は2,800台湾元(約1.2万日本円)だ。「台湾高速鉄道(新幹線)版」は台湾高速鉄道の3日間周遊券をベースに、同じくMRT周遊券1つ、「台湾好行」の1路線がセットになったもので、料金は2,500台湾元(約1.1万日本円)だ。いずれも今年に入ってリリースされ、台湾の主要都市から人気の観光地へのアクセスに便利だと人気上昇中だ。購入できるのは短期観光滞在の外国人旅客のみで、留学・就労などによる居留証取得者や180日以上滞在可能なビザ所有者は適用対象外となる。
交通部観光署は今月13日から、そのうち「台湾高速鉄道版Taiwan PASS」について、2人が同一行程で旅をすれば1人が無料になるサービスの提供を開始した。利用枠には限りがあり、なくなり次第終了する。