2025/06/19

Taiwan Today

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台湾の入国カード、10/1からオンラインのみに全面移行

2025/06/18
内政部移民署は17日、台湾に入国する外国人旅客に対して記入を求めている「入国カード」について、2025年10月1日をもってオンラインのみに切り替えることを発表した。紙の入国カードは全面廃止される。(移民署)
内政部移民署(日本の出入国在留管理庁に相当)は17日、台湾に入国する外国人旅客に対して記入を求めている「入国カード」について、2025年10月1日をもってオンラインのみに切り替えることを発表した。オンラインによる入国カードの記入は2015年から実施しているが、現在は紙の入国カードの記入も認めている。10月1日からは紙の入国カードが全面廃止されるため、台湾を訪れる外国人旅客は必ず、台湾到着の3日前から公式サイトでオンライン記入を行う必要がある。ただし、居留ビザや居留証(ARC)、外交官員証所持者などは、これまで通り入国カードの記入は不要となる。
 
移民署の林澤謙主任秘書によると、これまで外国人旅客に対しては、紙またはオンラインの二者択一で入国カードの記入を求めていたが、通関効率の向上を目指し、今年5月5日よりオンラインシステムを大幅にリニューアルした。新システムの運用開始以来、利用者からの反響はおおむね良好であることから、10月1日から全面移行に踏み切ることを決めた。
 
林主任秘書によると、外国人旅客は渡航予定日3日前から移民署の入国カード記入システム「TWAC公式サイト」(https://twac.immigration.gov.tw/)にアクセスし、必要事項を記入する必要がある。サイトは台湾華語(繁体字中国語)、英語、日本語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語から言語を選ぶことができる。また、パスポートの基本情報ページを撮影してアップロードすれば、個人情報が自動入力されるため、記入時間を大幅に短縮できる。
 
さらに、家族や団体で旅行する場合、代表者1人が最大16人分までまとめて記入することも可能となっている。記入に際しては、まずメールアドレスによる認証を行い、記入完了後には記入が成功したことを証明するメールが自動的に送信される。入国時に職員がパスポートを読み取ると、事前に記入された入国カードの情報がシステムに自動で表示されるため、入国審査をスムーズに行うことができる。
 
 

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