2025/04/29

Taiwan Today

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松山-金浦路線スタートで東北アジア黄金航空圏整う

2012/04/30
馬英九総統(中央)が2008年の総統選挙期間に打ち出した東北アジア黄金航空圏が完成。写真は30日の台北松山-ソウル金浦路線開設セレモニー。(中央社)

台北松山空港では、中国大陸上海の虹橋空港、日本東京の羽田空港に続いて、30日、韓国ソウルの金浦空港との間で直航路線が開設された。双方の主要国際空港である、台湾桃園国際空港は桃園県、韓国の仁川国際空港は仁川市にあり、都心の台北市やソウル市まで距離がある。これに対して、台北松山空港は台北市内にあり、金浦空港はソウル市内にあるため、台北-ソウル間の地上移動時間が約1時間20分短縮される。両市が3時間以内で結ばれ、台湾と韓国が「日帰り生活圏」となった。

馬英九総統は30日午前、台北松山空港で行われた路線開設のセレモニーに出席し、虹橋空港および羽田空港との直航便の搭乗率は8割以上で、ビジネスと観光での商機をもたらしたとその効果を強調、新路線開設で韓国との関係が深まることに期待した。馬総統は、台北松山空港と上海虹橋空港、東京羽田空港、そしてソウル金浦空港を結ぶ、「東北アジア黄金航空圏」がついに整い、中華民国(台湾)の「オープンスカイ政策」が実現したと述べた。

松山-金浦路線は台湾のチャイナエアライン、エバー航空、韓国のティーウェイ航空とイースター航空が運航。台湾側と韓国側がそれぞれ合計週7便運航する。30日にはティーウェイ航空のTW7667便が約150名の乗客を乗せて、正午12時30分に台北松山空港に到着した。交通部観光局では、「東北アジア黄金航空圏」が整ったことを横断幕や台湾の獅子舞で祝い、同便の乗客すべてにお土産を配って歓迎した。

観光局によると、昨年の台湾-韓国間の人的往来は延べ66万6348人。前年(2010年)の延べ62万3191人と比べて6.93%増加。今年1月から3月までの間に、台湾にやってきた韓国人旅行者は延べ7万165人で、2011年同期の延べ6万7037人から5.34%増加している。

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