2025/04/30

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旬を迎えるモモとスモモ、苗栗で果物狩り体験も

2012/05/25
苗栗と並び、新竹県もモモの産地として有名。写真は地元の「甜桃」をPRするため新竹県五峰郷役場が23日に開いたイベントの様子。(中央社)
行政院農業委員会農糧署によると、苗栗県は5月中旬からモモとスモモの季節を迎える。同県のモモやスモモなど良質の農産物をPRするため、同署は6月2日と3日の両日、苗栗県政府と共同で大湖郷薑麻園聖衡宮で、イベント「2012苗栗県桃李観光季」を行う。県道130号線沿線や銅鑼新鶏隆地区では、多くの観光農園が一般向けに開放され、モモ狩りを楽しむことができる。

農糧署によると、台湾で栽培されているモモは、「鶯歌桃」や「台湾毛桃」、「八月桃」など海抜の低い地域に生育する果肉の堅い桃と、高い海抜の地域に生育する甘い水蜜桃系が主な品種となっている。モモの収穫期は品種や地域によって違い、果肉の堅いモモと「甜桃」は今月からすでに市場に出回っている。また、スモモの木は中部や東部の山間部で栽培されていることが多いが、中部産は新鮮なまま出荷、東部産は加工品に用いられることが多い。同署によると、苗栗県で生産される果物の種類は多く、特にモモは広く知られている。主に栽培されているのは「甜桃」と「鶯歌桃」となっている。スモモはセイヨウスモモと、果肉の赤い品種や、果肉の黄色い品種など。

農糧署によると、苗栗県のモモとスモモの栽培地域は苗栗の県道130号線沿線から、三義郷の双潭レジャー農業エリアと大湖郷の薑麻園レジャー農業エリアを通って、関刀山の山道、台湾鉄道の勝興駅や龍騰断橋など有名な観光スポットの近くまで広がっている。レジャーの機会を利用して、モモやスモモの産地を訪ねると、近くの観光農園でモモやスモモ狩り、またはモモやスモモの漬け物体験もできる。さらに、観光農園やレジャー農場では、各種のモモやスモモを使った創作料理を用意している。一家そろって同地を訪れ、田舎の美しい景色を楽しんだり、地元の美食を味わったり、良質の農産物を購入することもできる。

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